ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどですか?
ちなみに、カルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

特別養護老人ホームで必ず施設ケアマネージャーという名前の付いた役職の方がいます。
ケアマネージャーとはご存じの通り、介護支援専門員のことです。

私も現在、管理者兼施設ケアマネージャーとして働いております。

それはさておき、

・施設ケアマネージャーの仕事内容がいまいちわかりにくい。簡単にではなく具体的な仕事内容を知りたい。

・現在施設ケアマネージャーとして働いているが、自分がやっていることは正しいのか?という疑問がある。

・施設ケアマネージャーと生活相談員の役割の違いについていまいち理解できない。

上記のような悩みを持った、現職の施設ケアマネージャー及び現場の介護職、将来施設ケアマネージャーとして働きたいと思っている方達のためにできる限り詳しく伝えられるよう努めていきたいと思います。

施設ケアマネージャーの仕事内容

施設ケアマネージャーの仕事内容は大きく分けて2つあります。
①ケアプラン作成とそれに係る業務
ケアプランとは直訳すると援助計画という意味ですが、老人ホームで施設ケアマネージャーによって作成されるケアプランを正確には施設サービス計画書と言い、新しく施設に入所された利用者や現在入所中の利用者の生活課題や困っていること、望んでいることを情報収集し、その人の課題及び望みを叶えるための(生活の質向上)援助の計画を文章化したものがケアプランと呼ばれます。

具体的には
・アセスメント(課題分析)

・施設サービス計画書原案の作成(課題分析の結果導き出されたことを文章化する)

・サービス担当者会議の開催(各部署の担当者を集め議論する)

・ケアプランの作成・説明と同意(議論の結果適切な課題・目標・サービス内容を決定し文章化する。又、本人もしくは家族に説明し、同意を頂く)

・ケアの実施(ケアプランに基づきケアを実施する)

・モニタリング(ケアプラン通りにケアが行われているか、監視し、新たな生活課題や達成できなかった目標、適切ではないサービス内容を見直す)

★上記のサイクル(介護過程)を繰り返し、解決された生活課題や目標を分析、評価し、その利用者が望む将来像に近づけるよう継続的に支援していくためのものです。

②要介護認定に係る業務

介護保険サービスを受けるためには「要介護・要支援認定」を受けて受給権者(要支援1・2、要介護1,2,3,4,5)になる必要があり、特別養護老人ホームに入所できる要件は平成27年4月1日以降は要介護3以上という決まりができました。(※特例として要介護1・2と認定された方でも入所できるケースはある)

特別養護老人ホームに入所されている方(要介護3以上の方)の介護保険被保険者証の有効期限がきれてしまうと介護保険サービスを継続して利用できません。(介護保険は自動更新ではなく有効期間があります。)
今後も介護保険サービスを受けるにあたって、再度「要介護・要支援更新認定申請」をしなければいけません。又、利用者の状態が劇的に変化し、現在のADL(日常生活動作)が向上したり、逆に病状悪化や骨折等のために今以上にADLが低下してしまった際には、その利用者の現在の要介護状態を見直すための「要介護・要支援区分変更申請」というものを申請する必要があります。
申請後に「要介護状態」を具体的に把握するための「認定調査」を行い、最終的に自治体の介護認定審査会にて各利用者の要介護度が決定します。

★つまり各利用者の現在の状態にあった介護保険給付が受けられるよう手続き(申請)と調査(認定調査)といった、要介護認定に係る業務をすることも施設ケアマネージャーの重要な役割です。

施設ケアマネージャーになるための要件

①年に1回各都道府県にて開催される「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する。
          ↓
②「介護支援専門員実務研修」を終了する。
          ↓
③「介護支援専門員登録簿への登録申請」を行う。
          ↓
④「介護支援専門員証」の交付申請を行う。

※上記の段階を踏むことで施設ケアマネージャーとして働くことができますが、試験に受かっただけでは働くことはできず、実務研修を終了し、登録簿に登録した後に「介護支援専門員証」というものを発行してもらえなければいけません。

又、各事業所は新規にケアマネージャーが入職した際は、役所へ「変更届」というものを提出することで「介護支援専門員」の業務を誰が行うのかということを明確にすると共に、役所はその提出された「変更届」に明記されている介護支援専門員が都道府県に登録されているかどうかを確認し、「変更届」が受理されることで、施設ケアマネージャーとして働くことが可能になります。

施設ケアマネージャーの配置基準

特別養護老人ホームにおいては常勤換算ではなく、常勤職員(1日8時間、週40時間働くことが可能)として1人以上のケアマネージャーが必要です。
又、利用者が100人を超える場合は2人以上が必要になってきます。

施設ケアマネージャーの待遇

広域型の特別養護老人ホーム(定員30人以上)の施設ケアマネの場合は、専従の施設ケアマネージャーとして働いている方が多く、地域密着型の特別養護老人ホーム(定員が29人以下)の施設ケアマネージャーの場合は、介護職と兼任している場合が多いでしょう。兼任の場合は、介護職と同等の基本給に資格手当や夜勤手当、介護職員処遇改善手当が加算されることで、総支給額が高くなる傾向にあります。

地域や法人の規模にもよりますが、平均月収としては25万円~28万円ほどです。

ケアマネージャーは、介護職や事務職と比べると、地域差はあるものの、日勤のみの勤務かつ月収が20万円前後と高めに設定されることが多いため、福祉施設関係の役職の中でも待遇の良い職種と言えそうです

 

施設ケアマネージャーの兼務関係

介護報酬の解釈に書いてある通り、
「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準について介護支援専門員については、入所者の処遇に支障がない場合は、当該指定介護老人福祉施設の他の職務に従事することができるものとする。この場合、兼務を行う当該介護支援専門員の配置により、介護支援専門員の配置基準を満たすこととなると同時に、兼務を行う他の職務に係る常勤換算上も、当該介護支援専門員の勤務時間の全体を当該他の職務に係る勤務時間として算入することができるものとすること。」

つまり、特養の介護支援専門員として働きながら特養の介護職として働いても、介護支援専門員として常勤1人分かつ、介護職員として常勤1人分働いているといういわゆる「ダブルカウント」(1人の職員が2職種分働いているという数え方)が可能になります。

※このようにして余分な人員を雇わず、職員を兼務させて人件費を節約している事業所も多いです。

施設ケアマネージャーと生活相談員の役割の違い

生活相談員・・・施設の窓口として「相談・情報収集・連絡・調整」を行うことで利用者と家族、利用者と外部社会をつなぐ専門職。

特別養護老人ホームの生活相談員の仕事内容、役割、待遇について徹底解説

施設ケアマネージャー・・・ケアプランを作成し、ケアプランに基づいてケアが行われているかを把握すると共に、生活の質が向上したかどうかの評価を行い、利用者の課題及びニーズを達成できるよう継続して支援する専門職。

まとめ

今回は特別養護老人ホームの施設ケアマネージャーについて説明をさせて頂きました。
仕事内容で述べたように、施設ケアマネージャーの主な仕事内容は「ケアプラン作成」と「認定調査」です.
又、ケアマネジメントとは、常に観察や情報収集を行うことで「アセスメント(課題分析)」を行い、今後の「計画(プラン作成)」をたて、「計画を実行(ケアの実施)」し「評価(モニタリング)」するとう継続というサイクルです。

もちろん施設介護はチームワークであるため、全職種が協働してケアを行い、それを全体的に管理するのが施設ケアマネージャーなのです。

ぜひ施設ケアマネージャーを目指してみてはいかがでしょうか?

 

それでは良い1日を!!!

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