ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどですか?
ちなみに、カルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

自分の親と同居している家族の方が、「親の行動がおかしい。」「さっき言ったことを全く覚えていない。」「急に怒りっぽくなった」というような行動が多く見られたため、病院に行ったところ「認知症」と診断されてしまった。その事実は、本人にとっても家族にとっても生活を送る中で大変深刻で不安な問題となります。

認知症という病気を正しく理解することで不安は軽減できますし、また、認知症の症状や原因、活用できる資源を知ることで介護疲れを軽減できます。
下記の記事でそれらのことをお伝えさせていただきます。

認知症って何?

認知症とは何でしょうか。それは病気なのでしょうか?どうなるのでしょうか?
まずは認知症を理解するための基本的な知識をお伝えします。

●認知症とは?
認知症とは病気の診断名で、「生後いったん正常に発達した種々の認知機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活や社会生活を営めない状態」と定義されます。

体験したことの一部を忘れる、いわゆる「もの忘れ」とは、昨日何を食べたか?どこに行ったか?という一部的なことを忘れてしまうことをいいます。
ただ、何かを食べたことであったり、どこかへ行ったこと自体は覚えており、記憶をたどることで何を食べたか、どこへ行ったのかということを思い出せるでしょう。
しかし、認知症と診断された方は、食べたものだけでなく、食べたこと自体を忘れてしまったり、行った場所ではなく、行ったという事実全体を忘れてしまいます。
このように「一般的なもの忘れ」と違い、認知症の方が忘れてしまう事柄は日常生活を送る上で大きな支障が生じてしまいます。

認知症の種類

認知症は、原因となる疾患によって種類が分かれます。

・アルツハイマー型認知症
認知症の中で一番多いとされ、脳に特殊なたんぱく質が溜まり、脳が縮んでしまうことで神経細胞が失われていくことで発症するものです。最近のことほど忘れる、部分的にではなく全体を忘れてしまうというなど、加齢による自然な物忘れには見られない特徴があり、日常生活に支障をきたします。又、自分が置いたものの場所を忘れ、「誰かに盗られた」「あなたが盗んだんでしょ」と家族を疑ったり、周りに対し常に不信感や不安を持ってしまうといった行動が見られます。

・レビー小体型認知症
レビー小体という特殊な物質が脳の神経細胞内にできることが原因で発症します。幻視や幻聴が生じるとされ、結果、攻撃的になり、対応のしかたやこちらの言動によっては暴言や暴力行為につながってしまうこともこともあります。

・脳血管性認知症
脳血管疾患(脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など)が原因で発症し、脳の細胞に酸素や栄養が送られなくなるため、細胞が壊れてしまい、本来細胞が担っていた機能を失います。ただ、物忘れをしたり計算が出来なくても、判断力やその人が今まで培ってきた専門知識などは維持されている場合があります。正常な部位の能力は機能しているからです。このように障害される能力と残っている能力がある状態を「まだら認知症」と言います。元気な時やボーっとしていることが1日の中で何度も波があるのも脳血管性認知症のとくちょうです。

 

認知症の主な症状

〇認知症の初期症状
「同じことを何度も言う」「探し物の回数が増える」「怒りっぽくなる」「同じ服ばかり着る」「単純な計算に時間がかかる」「自分の年齢や生年月日を答えられない」「季節や場所などを質問してもなかなか答えられない」などがなどがわからなくなっている様子が見られたら、それは認知症の初期症状といえます。早めに主治医できれば専門医の診察を受け、症状を悪化させないことが必要です。

〇中核症状(7つ)
認知症の症状は大きく「中核症状」というものと「行動・心理症状(BPSD)」に分けられます。

中核症状には、「記憶障害」「見当識障害」「実行機能の障害」「理解力・判断力の低下」「失認」「失行」「失語」の7つがあります。
認知症の原因となる疾患によって脳細胞が委縮したり、壊死したり、変性するために機能しないことが原因で起こると見られています。

・記憶障害
食事の内容はおろか食事したこと自体も忘れてしまいます。薬を飲んだかどうかも忘れてしまうため、服薬治療を受けている場合は注意で、物(特に大事なもの、財布など)をしまった場所を忘れ、自分が忘れたことに気づかず、家族がとったことを前提に話をするようなこともあります。

・見当識障害
時間や人や季節、さらには今いる場所がわからなくなってしまう障害です。今いる場所がわからない(自分の家という理解ができない)ため、家にいても自分の家を探し、外に出てしまった結果、家に戻れなくなるなどの症状が現れます。
・理解力・判断力の低下
物事の理解に時間がかかったり(言葉の認識ができなくなる。)一度に2つ以上のことを言われると、混乱して行動できなくなる症状です。「
・実行機能の障害
実行機能に障害がおこると、物事を計画的に考えて実行できなくなります。例えば掃除が終わってから洗濯物を干したり、手順通りに料理ができなくなくなります。更衣の順番(下着を着て、服を着るという順番)などもわからなくなってきます。

・失認
5感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を正常に働かせ状況を正しく把握することができない状態です。「自分でトイレに行けるのに、トイレという文字を見てもそれが何を意味するのかを認識できない」、
「自分で歯を磨けるのに、「歯を磨いて下さい」と言われても意味が分からない。」
「触られているという感覚はあっても、どこを触られているかわからない」など
・失行
手足は正常に動くのに、「服を着る」、「歯を磨く」「箸を使う」といった目的の行動ができない状態のことを指します。
・失語
言葉を「聞く」「話す」「読む」「書く」という言語情報に関する機能が働かず、うまく言葉が出ない症状を指します。言葉は理解できても、それに対する返答の言葉を言うことができないなど。

これらの中核となる障害が原因で、下記のような「行動・心理症状(BPSD)が現れます。

〇行動・心理症状(BPSD)

・徘徊
何(家、トイレ、待ち合わせ場所)かを探し、歩き回ることを指します。ひたすら歩きまわるケースもあります。

・抑うつ
気分が落ち込んで閉じこもりがちになる状態です。できないことが増えることから、自信を喪失し、気分が落ち込む(抑うつ状態)・不安になることがあります。認知症の抑うつ状態とうつ病は分けて考えるべきですが、思考や感情が閉鎖的になる中でうつ病へと進展することがあります。

・帰宅願望
施設に入所した際やショートステイやデイサービスなど、慣れない環境に身をおいた時に帰宅の要求を頻繁にしたり、実際に帰宅をしようと外にでていこうとする ことです。夕方にかけて起こり易くなる事から「夕暮れ症候群」と言われる事もあります

帰宅願望について

・失禁
意思に沿わず尿や便をもらしてしまうことです。又、弄便といって排泄した便を触ったり、壁や床などにこすりつけたりしてしまう行為は家族の介護負担を増やします。

・せん妄
薬の影響や睡眠不足により意識混濁(ねぼけたような状態)がおこり、、混乱した状態になり、時間や場所がわからなくなったり幻覚を見たり、幻聴を聞いた結果、興奮するといった精神症状が現れます。周囲に対する暴言や暴力が現れることもあります。

・異食
食べ物か食べ物ではないかという判断ができず、トイレットペーパーや土、その辺に置いてあるものを食べてしまう行為をさします。

・妄想
例えば、誰も何もしていないのに、「財布を盗まれた」と思い込む状態が妄想です。記憶障害が原因で起こってしまう思い込みです。

・睡眠障害
体内時計がくるい、昼間に寝て、夜は起きているといった昼夜逆転が当たり前になると、 生活をする上で支障をきたします。

・暴言、暴力
いろいろなことが理解できなくなっている焦燥や怒り、不安や苛立ちが、以前は理性で抑えられていた衝動が攻撃的行為となり、暴言・暴力というかたちになり現れることがあります。

暴言・暴食行為について

・介護拒否
「薬を飲みたくない」「風呂に入りたくない」など必要か不必要の判断ができないため、本人が不必要と思っていることに対して拒否をされ、結果的に病状や健康状態が悪化したり、不衛生や病気の原因になってしまうことがあります。

入浴拒否について

認知症の人への対応方法

・「本人の意思やペースを尊重すること。」
誰もが自分の意志で生きたいという感情があります。認知症になっても「いやなものはいや」という感情は残っているため、必要なことだからと言って本人の意思を尊重しないことは一番やってはいけないことです。
勘違いしてほしくないのは、意思の尊重=ほったらかし、ということです。
「風呂に入りたくない」→今は入りたくないのかもしれないから、後でもう一度声をかける。
「苦いから薬を飲みたくない」→甘くするなどの工夫をする。
「お腹空いてないからご飯食べたくない」→時間をおいて食べてもらう。

・「プライドを傷つけないこと。」
叱ったり、怒鳴ってしまうことで本人のプライドは傷つきます。結果的にそれが原因で暴言や暴力につながってしまうことがあるからです。特に日本人は「できれば迷惑をかけたくない」という思いをほとんどの人(特に戦後を生き抜いた高齢者)は持っています。行動心理症状が出てしまうのは認知症という病気が原因で本人に罪はありません。家族だからこそ言ってしまうこともあるかと思いますが、本人のプライドを傷つけてしまうことで認知症が進行してしまい、行動心理症状が増えることで介護の負担もさらに増えてしまうこともあります。重要なのは本人の不安を感じ、訴えに耳を傾けることです。

傾聴について

・「人から必要とされていることを実感してもらうこと。」
本人に何かできること(簡単な役割)をお願いし、終わった後に必ずお礼を伝え本人の自尊心を満たしてください。その際にスキンシップを交えたり、笑顔で感謝の気持ちを伝えることが重要です。高齢者や認知症の方たちは、定年をむかえた後、“自分は誰の役にも立たないかもしれない”“世の中から必要とされていない”という喪失感を持ちます。その喪失感を軽減するためにもお礼を言う事は「人の役にたった」という実感を持つために重要なことです。

介護疲れしないための方法

・大事なのは、一人で抱え込まずに周囲を頼ることです。家族介護者は介護の専門家ではないので、一人でできないことがあって当たり前です。手始めに家族や親戚に相談したり、専門機関に相談することも大切です。保健センター、地域包括支援センター、などさまざまな窓口で専門家に相談することができます。自治体や福祉団体などが開催する介護教室や認知症家族の会に参加したり民間やボランティア、福祉施設が行っている認知症カフェ(認知症の方と家族の交流会)に参加して、情報交換をすると共に悩んでいるのは一人ではないことを実感する方法なもあります。
介護には休みがありません。しかし、家族が休息すること(レスパイト)も不可欠です。介護保険を利用して介護サービスを受けることで休息の期間を確保しましょう。

まとめ

長くなってしまいましたが、認知症について紹介させて頂きました。
認知症とは脳の病気の名前であり、誰でもなってしまう病気でもあります。
月並みの病原ですが、「悪いのでは人ではなく病気です」
わかってはいると思いますが、認知症をしっかり理解し、行動の原因や理由、対応方法を学ぶことで共倒れをしないこと、本人の不安を感じることが認知症の方を介護するうえでは大切です。
又、一人で抱え込まないというのも大きなポイントで、今まで税金を払ってこられ、社会に貢献してきた方たちのために使えるものを効率よく使うことが、共倒れしないうえで大切です。
今後は機会があれば介護保険サービスについても解説していければと思います。

介護保険サービスの種類について

介護保険制度について

それでは良い一日を!!!

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