ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどうですか?
ちなみにカルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

新人介護職が働き始めた時というのは何もわからず、教えられたことを一生懸命に覚える日々が続きます。
ある程度仕事にも慣れ、一人での夜勤業務などを任されるようになった際に、不安になるのが「事故」ではないでしょうか?

私も介護職として夜勤を行っていた際に「事故」が起こらないかという不安が常にありました。

今回は新人介護職が意識すべき事故とリスクマネジメントについて解説していきたいと思います。

事故の種別

基本的な事故の種類としては下記のようなものが挙げられます。

〇転倒
歩いている人が床に倒れる事。立とうとして転ぶこと。

〇転落
ベッドもしくは車いすから身体が落ちる事。上位から下位に一気に落ちる事。

〇皮膚剥離
弱くなった皮膚が外力によってはがれる事。

〇誤嚥
食べ物や唾液が誤って気管に入ってしまうこと。

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〇誤薬
他人の薬を誤って飲んでしまうこと。

〇服薬忘れ
服薬管理ができない人に対し、職員がその薬を飲ませるのを忘れる事。

〇火傷
熱いものが皮膚に触れることにより、皮膚が損傷した状態。

〇利用者トラブル
利用者同士で口論や殴り合いなどのトラブルがある事

〇エスケープ(脱走)
利用者が自分の意思で施設を抜け出し外に出てしまうこと。もしくは認知症があるために場所の認識ができず開いている扉から施設の外に出て行ってしまう事。

事故による怪我の種別

事故が起こった際には怪我をしてしまうことがあります。基本的な怪我の種類としては下記のものが挙げられます。

〇内出血
皮膚の下に出血があり、皮膚が青くなる事。

〇擦り傷
皮膚の表面が擦れて、傷ができる事。

〇切り傷
皮膚が線状に切れる事。

〇腫脹
身体の組織や器官の一部が腫れる事。

〇骨折
骨が折れる事。

〇外傷なし
皮膚に傷が全くない事。

2つのリスクマネジメント

事故が起こる前に予測できるリスクマネジメントもあれば、起こってしまった事故を1つの事例として再発防止をうちだすリスクマネジメントもあります。

行うべきリスクマネジメントは2つあり、それは予防と再発防止です。

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予防

介護職員がミスをして利用者の事故につながってしまう事故もあれば、利用者自身が起こしてしまう事故もあるとは思いますが、予防とはあらかじめ事故が起こらないように対策を立てる事であり、ある程度は起こるであろう事故を予測して、職員間であらかじめ「報告・連絡・相談」を行うと共に、申し送りを徹底すること、職員の指導や、利用者の観察、環境の整備を行うことが予防・予測という意味でのリスクマネジメントになります。

予測できる事故というものは数えきれないほどありますが、利用者個々の状態に合わせた予測をすることが介護職の観察であり、それを基にした全職員での事故予測というチームケアにつながります。

又、利用者の自発的な行動で事故が起こってしまった場合でも、家族の中には「ちゃんと見ていない施設が悪い、職員が悪い」という方も見えますが、ほとんどの家族は、「職員の数に限りがあるため常時利用者を1対1で見ることは不可能である」ということを認識しています。

そのためには利用契約時に事故に対する説明をしておく必要があります。

「ずっと1対1ではみれないため事故は起こります」ではなく、「事故が起こることを前提に利用者の介護をしているわけではありませんが、事故が起こらないよう予測をしながら見守りや対応に努めさせていただきますが、職員の数に限りがあるため1日24時間365日を1対1で常時付き添えるわけではない以上、起こってしまうことは起こってしまうということを理解して頂きたい」という説明をすることが大切であるということです。

同じことを言ってはいますが、[ベストをつくそうとする姿勢があるのか」をどう捉えてもらうかが大切ですし、「家族にあらかじめ事故についての説明をし、理解を得ておくこと」もリスクマネジメントということです。

再発防止

起こってしまった事故を1つの事例として分析し、同じことを繰り返さないことを前提とした再発防止対策を実行していくことが大切です。

同じ事故を繰り返すようであれば、再発防止対策は意味のないものであり「再発防止対策」は意味をなさず、家族からの「不信感」につながります。

私が経験したケースですが、自力動作がある利用者が自室にて転倒され大腿骨頚部骨折をしたことがあり、退院後は医師からはもう歩けないであろうと言われていたものの、再度自室にて自力で歩こうとして転倒し、同じ左側の大腿骨を骨折したというケースです。

面会も毎日のように来て下さる大変穏やかな家族でいつも施設にねぎらいの言葉をくださる家族でしたが、その時は本当に自然に言葉が出たのでしょう、「またですか?」と言われました。
もちろん家族としては言う権利があり、施設側としては再発防止を約束した以上、同じことを繰り返してはいけない義務があり、それを果たすことができなかったという事例です。

上述したように常時1対1では見れないのは事実であったとしてもそれはあくまで施設側の言い分です。

それを家族に理解してもらったのであれば、再発防止対策を決め、全職員で共有しながら同じことを繰り返さないことが義務であり誠意を見せるというリスクマネジメントです。

 

事故発生時の対応

①利用者の状況に応じた対応と家族への連絡
利用者が自身が事故が起こってしまった場合も利用者に対するサービスの提供により(職員のミスによって)事故が発生した場合も、速やかにその利用者の状態を確認し、状況に応じた対応をする(病院受診、救急搬送、経過観察など)と共に、利用者の家族等に連絡を行う必要があります。

②事故報告書の作成
福祉施設で事故が起こった際は事故の状況及び事故に際して採った処置について、記録を行う必要があり、それを「事故報告書」と言います。

③損害賠償保険による損害賠償
利用者に対するサービスの提供により賠償すべき事故が発生した場合は、損害賠償を速やかに行うこともあります。

※毎回損害賠償が発生するわけではなく、あきらかなサービス上の過失が認められ、家族が訴訟を起こした場合に限られます。

事故報告書とは?

事故報告書とは事故の発生日時、場所、事故の種別、怪我の有無(種類)、事故の状況(発生前の状況、発生時の状況)、事故発生後の対応、事故の要因(原因)、医療機関への受診の有無、家族への連絡状況を記録したもののことを言います。

事故報告書を書く理由

事故報告書を書く理由は、事故の状況を把握することで事故の原因を追究すると共に同じことを繰り返さないよう対策を立てるため、家族へ事故の状況を正確に伝えると共に説明をするためです。

要は「再発防止と説明責任」のための記録です。

①再発防止対策の決定と共有
事故が起こったという事実は変わることはないですが、大切なのは同じことを繰り返さないことです。
「痛い思い・嫌な思いというつらさや不快感」「不安」を感じたのは利用者自身であり、同じことを繰り返さないことを前提とした事故への再発防止対策を決定すると共に全職員で共有するためです。

②家族への説明と再発防止の約束
利用者の現在の状況を報告すると共に、事故が発生する前の状況や職員の動き、事故が起こった際にっ施設の職員がどのような行動をとり、利用者への誠意を見せたのかを記録に残すことが大切です。
説明を怠るという事は誠意を見せないという事であり不信感にもつながる一番の原因ですし、再発防止対策とは「同じことを繰り返さないという家族への約束」です。

記録をすると共に謝罪と説明をすることが施設側の「誠意」です。

事故報告書はただの経過報告ではなく、「同じ事故を繰り返さないための約束事」という事です。

記録を書くことは手間だと感じるかもしれませんが、記録を残しておかないことのほうが、「自分が行ったことを証明できない」という意味で後ほど訴訟などをされた際「自分の行動やや対応を説明できず」大変不利になることもあります。

又、事故報告書の記入は、事故を発見した介護職員もしくは職員のミスで事故が起こってしまった際はミスを犯してしまった介護職人が記入しますが、家族への報告と謝罪は上司がすることが義務です。

職員のミスで利用者の事故が起こってしまった際は、その職員も上司とともに直接家族に謝罪することが「誠意」になりますし、「同じことを繰り返さないという」自分への戒めをこめて行うことが望ましいです。

まとめ

いかがでしたか?

事故は起こってしまうものではありますが、大切なのは予測と再発防止というリスクマネジメントであり、「同じことを繰り返さないこと」が何よりも大切であり、それが利用者及び家族への誠意という事です。

最期まで読んで頂きありがとうございました。

それでは良い1日を!!!

 

 

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