ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどうですか?
ちなみにカルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

福祉施設に入所中の利用者の中には生活保護を受給している人が見えます。金銭管理は基本的に施設側は行わず、身元保証人である家族が行うケースがほとんどです。
時に家族による利用者のお金の使い込みがあるために福祉施設への利用料が滞納されることもあるなど、福祉施設としては頭を悩ませる原因となることもあります。

今回はなぜ起こる?生活保護の利用者の家族によるお金の使い込みについて解説していきます。

利用者家族の使い込みが多いケース

生活保護を受給している利用者が福祉施設に入所している場合ですと、利用者の金銭管理は家族が行うというのが基本となります。

そこで時々問題になるのが、金銭管理をしている利用者家族による、利用者の生活保護費の使い込みです。

圧倒的に多いのが利用者と身元保証人である家族共々に生活保護を受給しており、保護費が振り込まれる通帳を利用及び家族が一緒にしているケースです。

どうしても家族としてはそのほうがお金の管理をしやすいというメリットはありますが、魔が差すことも多い様子で、使い込まれてしまうケースが結構な割合でみられます。一度魔が差すとそれは繰り返され、どんどん利用料が振り込まれないというケースも発生します。

福祉施設としては、利用料が振り込まれなかったり、予め利用料が引き落とされる手続きをしても、保護費が振り込まれるタイミングで通帳を管理している家族が全額を引き出してしまった場合、利用料が引き落とされることがないため、施設への支払いが滞り、大変困るということになります。

仮に1か月利用料の支払いがなかった場合、特養ですと約6~7万、グループホームの場合は約12~13万円滞納することになり、2か月ではその倍の金額になり、3ヵ月では3倍の金額になるなど、利用者の意思には関係なく利用者の福祉施設への借金が膨らんでいくのです。

最初の1か月であればともかく、「払います」という家族の意思を確認しても払われずに何か月も経過してしまうこともあり、後々問題になるケースも多いです。

使い込みがあった際の対応

使い込みは立派な経済的虐待に当たりますが、施設としても訴えるという手段に出るわけにもいかず、最終的な手段として残しつつも、まずは催促を行うと共に、すぐに全額を支払えない場合は家族に同意をとった上で返済計画を立てる必要があります。

又、施設側の本意ではないにしろ契約上「料金滞納が続く場合は退所をして頂く」という旨の契約をしている以上は退所をして頂かなくては行かないケースもあります。

退所をして頂いたところで「料金が支払われないケース」も考えられるため、早い段階で役所の福祉係に相談する必要があります。

※生活保護係は生活保護受給者の管理はしますが、料金滞納があった際には施設側と利用者側の金銭トラブルの間に入ってくれることはありません。

料金滞納への対応

福祉施設への入所前のリスクマネジメント

・入所時に契約する段階で利用者の未払いが1か月以上あった際は催促を行い、2か月間支払いのない場合は退所をして頂く事に同意して頂く。

・強制はできないことではありますが、利用者だけではなく身元引受人も生活保護を受給している際はあらかじめ通帳を分けてもらい、利用者の利用料に関しては引き落としの手続きをして頂く。

福祉施設への入所後に料金滞納が発生した場合のリスクマネジメント

・入所後もどうしても通帳を一緒にしている場合で利用料を滞納した場合、生活保護係に連絡をして利用者の通帳と家族の通帳を分けてもらう必要があります。

・通帳を分けていても家族が通帳を管理しており、利用者のお金を使い込んでいた場合は福祉係に連絡し、福祉係立会いの下、通帳とキャッシュカード、印鑑を預からせて頂く事に同意したうえでそれらを預かる必要があります。

・利用者が認知症の方で家族が同意するのであれば、社会福祉協議会の権利擁護センターを利用することで、家族に代わって利用者の通帳及び金銭の管理を行ってもらう手続きをすることも一つの方法です。

お互いに嫌な思いをしないために

家族としても自宅で介護ができないという理由で利用者を福祉施設に預けたわけですし、利用者のお金を使ってしまうことで料金の支払いが滞り、福祉施設から出ていかなければならないことを望んではいませんし、お金の使い込みがいけないことであることも重々承知しているものと思われます。

自宅介護から解放された解放感やストレスもある中、不本意ではあるものの利用者のお金を使ってしまったということなのでしょう。

福祉施設としては大変困ることではありますが、料金を払えないのであれば退所して頂くという事が根本的な解決ではないため、利用者家族と施設側がお互いに嫌な思いをしないよう、なによりも利用者の意思ではない退所にならないよう慎重に話し合いを行っていかなければいけません。

施設側としては少しの忍耐を持ち、家族の借金返済への姿勢を見定める必要がありますし、こまめな連絡をすることで家族が返済という約束を守ってくださるような関わりを持っていく必要があります。

まとめ

いかがでしたか?

福祉施設で意外に多いのが生活保護を受給している利用者家族のお金の使い込みです。特に利用者家族も生活保護を受給しており、保護費が振り込まれる通帳を利用及び家族が一緒にしているケースで多く見られます。

できる限り早い段階で家族に催促すると共に必要な機関に相談しながら対応していくことが利用者の意思に反する退所を予防する上でも大切になってきますし、色々な事情はあるにせよ、経済的な虐待に当たるため、利用者及び福祉施設の不利益にならないよう努めていくことが福祉施設で努める職員の役割です。

最期まで読んで頂きありがとうございました。

それでは良い1日を!!!

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