ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどですか?
ちなみに、カルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

私が介護職として働いていた(特に従来型特養)時は夜間帯の排せつ介助の時間は大変過酷でした。40人ほどの利用者を一人でみて、半数以上はおむつ交換が必要な利用者でした。
夜間の排せつ介助は19時半、0時、5時と3回ありましたが、一斉に20人は交換していたため、一人平均5分としても100分(1時間40分)ほどの計算になります。よくできていたなと思います…。
その時は全く疑問に思わなかったですが、夜間に一斉に時間を決めて排せつ介助を行うことって利用者にとってメリットはあるのか?ということを従来型特養からユニット型の特養に異動して感じました。

今回はユニット型特養にて実践し、夜間の排せつ介助の負担軽減につながった4つの方法をお伝えしたいと思います。
※ただ単純に排せつ介助の回数を減らしたわけではありませんし、結論から言うときちんとデータを取ること、工夫をすることで夜間帯の排せつ介助の負担軽減は可能です。

尿意の有無、排尿の間隔を把握する。

ご存じのとおり尿は腎臓で生成されますが、まず大事なのは各利用者に尿意があるのかを確認することです。尿意があるのであればテープ式のおむつは着用せず、紙パンツか尿取りパッドを着用して頂きます。そして夜間帯もトイレ介助に移行します。

腎臓で血液から濾し取られることで生産された尿は、尿管を経由して膀胱に蓄積され、尿道口から排出される。生産量は水分摂取量にもよるが、1時間あたり60ミリリットル(ml)、1日約1.5リットルである。膀胱の容量は、成人で平均して500ml程度で、膀胱総容積の4/5程度蓄積されると大脳に信号が送られ、尿意を催す。
ウィキペディアから引用

 

上記の生成量から計算すると、尿は1時間で60ml、2時間で120ml、3時間で180ml、4時間で240mlということになります。(あくまで目安です)

又、膀胱総容積を500mlと仮定した場合、400mlの尿が膀胱にたまった際に尿意を感じるということです。

400mlということは、つまり人によっては7時間近く膀胱に尿をためておくことができます。又、人によっては400ml以上尿を膀胱にためたり、水分摂取によっては尿量は多くも少なくなります。最初に私が従来型特養で夜間の排せつ介助は19時半、0時、5時に行っていたといいましたが、一斉に全員変えようとするからこそ時間もかかれば、負担も増える、利用者もその都度睡眠を邪魔されるといった悪循環しかなかったのです。
大切なのは、何回も変えることではなく、適切な時間(おむつから排尿・排便があふれてしまわないタイミングでおむつを交換する)に排せつ介助を行うことが負担を軽減することにつながります。
もちろん人によっては褥瘡ができやすかったり、何度もパッド内に排尿がいる人も見えますが、特に夜間帯であれば褥瘡ができていない限り(これは大前提)は睡眠を重視することが優先順位ではないでしょうか?

排せつ介助の回数が多ければよいというわけではなく、感覚を把握することが一番大切なのです。皆さんも夜間のおむつ交換を行った際に「あれ?排尿出てないじゃん」ということを今までに何度も経験されたのではないでしょうか?
これは結果論ではなく、「確実な把握不足」+「利用者は起こされて損をしただけ」なのです。

ですので、尿意の有無、排尿の感覚(おむつから漏れない尿量)のデータを取ることが夜間帯の排せつ介助の負担軽減の第一歩です。

時間を決めて一斉に介助をしない。

なぜ夜間帯の排せつ介助が負担なのかというとそれは単純に特養の場合であれば要介護3以上(比較的自分で動けず、排せつ介助だけに関わらず何かしら常時介助が必要な方達)の方達が多く見えるからです。
ですので、一斉に全員おむつ交換をするという行為が負担になるのは当然です。

1で説明したとおり、排尿の感覚(おむつから漏れない尿量)のデータを取ることで、人によって排せつ介助の時間を分けるのです

(例)
利用者A・・・排尿の感覚7時間
夜間帯の排せつ介助時間・・・20時+3時

利用者B・・・排尿感覚5時間
夜間帯の排せつ介助時間・・・19時半+0時半+5時半

利用者C・・・排尿感覚8時間
夜間帯の排せつ介助時間・・・20時+4時

※上記のように時間を分散させることで、一斉に全員の利用者のおむつ交換を行う必要性が亡くなります。優先順位は睡眠です。

オムツの吸収率を把握する。

おむつの吸収量を把握することも大変需要です。最近のおむつメーカーは大変優秀で、吸収率だけでなく、着用した時のフィット感や質感もとても良いです。昔のものは蒸れやすかった覚えがあります。ぜひ一度自分自身で着用してみることをお勧めします。
吸収量の話に戻りますが、500ml~1000ml吸収できるものがあり、(もちろんメーカーによります。)実際の吸収量表記よりも200ml少なめに表示してある(実際には200ml余分に吸収できる。)ものもあるため、吸収量を把握するということは、使用するおむつの吸収量次第では夜間帯の排せつ介助を1回に減らすことも可能です。

※何度も言いますが、①褥瘡が現在できていないこと(できないこと)②排尿感覚が長いこと、というのが大前提になります。

夜間帯に排便が多い方は日勤帯での排便を促す。

夜間帯に排便が多い方や下剤を服用することで多量の水溶性の排便が出てしまい、「シーツにまで便が漏れてしまって、衣類もすべて交換し、1人に30分もかかってしまった!!!」「多量便におむつ外し、弄便行為があり、全部交換しなければならずメッチャしんどかった!!!」という経験をされた方がほとんどでしょう。

こちらもデータをとる、もしくは見直すことがポイントで、そのデータをもとに医師や看護師と話し合ってみて下さい。

例えば、なぜ排便が夜間帯もしくは朝方に多いのかということです。
まずは下剤を服用しているのであれば、どの時間帯に服用し、どの時間帯に排便が多くみられるのかというデータを見直すことです。昼食後に下剤を服用していて夜間帯に排便が多いのであれば、医師に相談して下剤の服用時間を夕食後に変更できないかを確認してください。そして再度データを取り、夕食後に下剤を服用した結果、日勤帯で排便が出るようになったのか、夜間帯に排便が出るのは変わらないのかを再度評価するのです。

別のアプローチとしては、座位を保てる方は、日勤帯だけでもトイレもしくはポータブルトイレに座って頂きましょう。
便器に座ることで重力と腹圧がかかり、腹部マッサージを行うことで排便を促せることがあります。できる限り、日勤帯で排便が出るようなアプローチをするかということも夜間帯の排せつ介助の負担を軽減するためのポイントなのです。

負担軽減方法のまとめ

いかがでしたか?
改ざんされた記録でない限り、記録というものは嘘をつきません。

記録に基づき適切な時間に排せつ介助を行うことや一斉介助を行わなわずに時間を分散させることが夜間帯の排せつ介助の負担を軽減することにつながります。

他にも方法論は数多く、あくまで一例にすぎませんが、この方法が何かしらの役に立てたら幸いです。

それでは良い1日を!!!

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