ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどですか?
ちなみに、カルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

特別養護老人ホームで働いているかたであれば「監査」という言葉を耳にしたことがあると思います。なんかの検査みたいで緊張しますよね?

「監査でみられるから、記録はちゃんとしといてね!」
「監査があるから非常口付近には物を置かないでね!」
「監査で指摘されるから、ベッド柵は片づけておいてね!」etc

ということを上司や先輩から言われたことはありませんか?

・「監査って何?」「テストかなんか?」
・「監査があるから…。」って、そんなんしらねーよ!
・「監査」って言われても私たちの仕事には関係ないでしょ!

という思いを抱いた職員も多いかと思います。私もそうでした。
まさにそんなんしらねーよ!とかめっちゃ思ってました。

今回は「監査」についてできる限り詳しく、簡単な言葉で説明していきたいと思います。

監査とは?

まず、特別養護老人ホームというのは老人福祉法という法律と介護保険法という法律に基づいてサービスが提供されています。2つの法律とは「老人福祉法」という法律と「介護保険法」という法律です。
2000年に介護保険制度が開始されるまでは、特別養護老人ホームは老人福祉法に基づいて運営されてきたのです。
しかし高齢化が進む中、法律に限界が見え(現状としての福祉サービスの質が保てない)、財源(福祉に使うためのお金)もなかったため、全国民から保険料を徴収できる社会保険方式(日本に住所を有する全国民は一定の年齢以上に達すれば保険料を払わなければいけない。※年金、医療保険も社会保険の一つです。)を取り入れ介護保険制度をスタートさせました。
又、高齢者が増える中、自宅での介護が不可能な方たちを受け入れるため、特別養護老人ホームをはじめ有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅、グループホームといったいわゆる施設系のサービス事業所がどんどん増えていきました。

※補足として、上記の施設で介護保険制度上の施設サービスは特別養護老人ホームのみ。有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅は居宅サービス、グループホームは地域密着型サービスというくくりになります。(話が長くなるので割愛します。)

施設系の事業所が増える中、運営は人間がしているため、法律を破っていたり、中にはずるをしてお金儲けをしたり、利用者が損をすること、不快なこと(人権侵害、虐待など)を平気でやる事業所もあります。そのような事業所の不正を抑止、あばくために自治体の職員(都道府県や市の職員)が定期的に(1~2年に1回)施設を訪れ監査を行います。

正式名称としては、
老人福祉法」に基づく「一般監査」
「介護保険法」に基づく「実地指導」
という名前です。

2つの法律の視点から事業所の運営状況(運営・設備、人員基準)を視察、指導、評価するのです。
(介護報酬の解釈という本に書いてある基準に基づいて指導を行います。見識を深めるためにも一読することをお勧めします。
介護報酬の解釈[1]単位数表編 令和元年10月版

介護報酬の解釈[2]指定基準編 平成30年4月版

介護報酬の解釈[3]QA・法令編 平成30年4月版

これは定期的に行われるもので、特別養護老人ホームでは基本的に毎年あります。良い運営をしていると評価されれば毎年来ることはありませんが…。

要は「県や市の職員が定期的に施設に来て、施設がいけないことや、せこいことをやってお金儲けをしていないか?職員はちゃんと足りているのか?建物には必要最低限の設備が整っているか?ちゃんと介護を提供しているか?などといったことを見に来ること」を総称して「監査」といいます。

 

監査って具体的にはどんな事をするの?

主に書類チェックです。逆に言えば、書類チェックが主です。…( ´艸`)
冗談が言いたいわけではなくて、それだけなんです。
自治体の職員はほとんどの人が介護職という仕事を経験したことがありません。
私たちが介護をしている中で、「食事の時間」「食事介助方法」や「排せつ介助の回数・方法」「入浴の回数」「着替え」などの知識や技術について、入職時に先輩から教えてもらったことというのは、すべて「先輩達」が考えたものではありません。
元々は法律に基づいた考え方のもと実践されているものなのです。
自治体職員はいわゆる赤本・青本・緑本という「介護報酬の解釈①・②・③」「老人福祉法」という本を持参して、そこに書いてあることをある程度もしくはほとんどを頭に入れて事業所側の適切にできていないところを指摘することが仕事なのです。

「どうですか?」
「介護をやったことない人が本をまじまじと見ながら、あれができてない、これができてないですね!」
ということを指摘してくるんですよ!…。「ぶっちゃけ結構胸糞悪いです。」
職員がめっちゃ一生懸命やっていることを「あれができてないじゃないですか」とかいわれるなんて。
僕が介護職の時は監査なんてどうでもよかったし、自分には関係ないものと思ってました。でも実際管理職になって監査に立ち会ったときに結構憤りを感じたのも事実です。
監査の前にビビることはないですが、今でも毎回嫌な気持ちになるのは事実です。

 

監査中のやり取りで気を付けることとは?

・書類に対して補足説明をする
言い方は悪いですが、書類が用意されているのであれば、それが本当なのか嘘なのか自治体の職員は知るよしもありません。書類を改ざんしろと言っているのではありません。例えば、必ず行わなければいけない委員会として「入所判定委員会」「事故防止委員会」「身体拘束廃止委員会」「感染症予防委員会」「褥瘡予防員会」という5つの委員会(もしくは会議という名前の話し合い)がありますが、介護職は時間に追われ、食事介助、定期的な排泄介助、入浴介助といった身体介護を行う中、又、特別養護老人ホームということで重度な利用者を介護しなければならない中、なかなか委員会のための時間を作ることができない施設もあるかと思います。ですが、実際に入所に関してや、事故や身体拘束、感染症予防や褥瘡予防と言ったことは常にミーティングなどで情報が交換されているものかと思われます。委員会として時間を決めて会議を行うことができていなくても、実際に話し合いはされていることを補足として説明し、決定事項のみが書かれている書類を見せることで自治体の職員は納得します。話し合っていることに対して記録さえしていればそれは嘘でも何でもないということになるんです。

・あからさまな嘘はつかない。
確実にやってもいなくて、記録も残していないことに対し「できています」「やりました」という嘘をつくのだけはNGです。「小学生みたいな言い訳になってしまいます。」かなり印象も悪くなるので、その後の指摘事項が増えるだけです。彼らも感情のある人間であるため、人によっては事業所の努力を考慮し、無駄な指摘をしない方も見えます。
ただ指摘することが彼らの仕事であるということだけは留意しておいたほうが良いです。

監査後に事業所がやらなければいけないこととは?

監査で指摘されたことはそれで終わるわけではありません。
施設側は改善する方法を考え、必要なことは改善する必要があるのです。
ただ、施設によって場所的なことや環境、設備的なことに対してはなかなか改善しにくいことがあります。本人書いてある(ルール)といって必ずしもそれが何らかの理由でできないこともあるからです。
ここで重要なのは、施設側がどう改善する理由を見せるかです。
「例えば人が足りていないため、2か月以内に3人職員を入職させること」という指導があったとしても、環境や施設の採用基準に合わない、又は施設側の給与規定に納得がいかず、面接に来ても職員が入職するとは限りません。ですので、必ずしもすぐに改善できないことがあるからといって、法令違反となり、指定が取り消し(事業運営ができなくなる。)もしくは指定の一部効力が停止される。(入所させる利用者の人数に制限がかかる)といった措置がすぐに取られるというわけではありません。
要は施設側がどのように改善する姿勢を見せるかということです。
逆に言えば、仮に人を入れる気がなくて、人を入れる気がないような待遇で職員募集をして、結果人が入らなくても、自治体としては「施設側が求人サイトに求人を募集して人員不足を解消しようと努力した」とその姿勢を施設の改善努力とみなすこともあります。こんな茶番のようなことってないですよね?というのが私の意見です。

結論

結論として「ぶっちゃけ監査はほとんど茶番劇のようなもんです。」(笑)

語弊があってはいけませんので、どういうことか説明させていただきますと、決定的な不正や嘘(不正受給、虐待、組織的な隠ぺいなど)がない限りは、彼らは時間通りに終わり、帰っていきますので、何もビビらなくても、質問されたこととに対し、「本当のことを答えること」「必要書類を見せて補足説明すること」「確実にやらなければいけないことができておらず、それを指摘された場合は改善する姿勢を見せること」が大事です。

話を戻しますが、彼らは介護報酬の解釈に書かれていることを施設側が行っているかのチェックをしに来るだけなのです。
もちろん完璧に本に書いてある通りに運営している施設なんて存在しないと思います。
現場は本に書いてある通りには回らないからです。(-。-)y-゜゜゜

彼らとしても、本に書いてある通りには運営ができていないのもわかっていますが、仕事がゆえに指摘をします。
かといって、施設側がたとえ演技でも改善していくという姿勢さえ見せれば(結果できていなくても)強硬な手段(指定取り消し)にでることはまずありません。
彼らにも指定した責任があるからです。(´Д`)
うちの施設は、何年も同じことを指摘されていますが、彼らは基本的に指摘をするだけです。
こんな茶番劇ってそうそうないですよ(笑)
本当に無駄に疲れます…。(´_ゝ`)

重複しますが、「ビビる必要なんて全くないんですよ。監査はほとんど茶番劇ですから!!!」

それでは良い1日を!!!

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