ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどうですか?
ちなみにカルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

施設入所している認知症の利用者の方で入浴を拒否される方は多々いるかと思います。

「風呂なんかはいらせん!!!」
「なんで風呂に入るの!?」
「家に帰ってから入るでいいわ」

上記のように入浴を拒否され、どうやったら入ってくれるんだろうということに悩んだ、あるいは現在悩んでいる介護職の方達も多いのではないでしょうか?
今回は認知症高齢者が入浴を拒否する理由、対応方法、拒否があった際にやってはいけないことについてお話していきます。

<新人介護職>認知症の種類・症状・対応方法・介護疲れ予防を徹底解説

入浴拒否の5つ理由

理由はだいたい5つです。

①はずかしいから

男性でも女性でも入浴時は皆が裸になります。特に認知症の高齢者からすると人によっては見当識障害のため、「異性の人」や「誰かもわからない人」にお風呂に入れてもらうということは恐怖以外の何物でもありません。

想像してみて下さい。家でいきなり知らない異性から「お風呂入りましょうか?」と言われてあなたは入るでしょうか?
はずかしいからという理由が拒否の原因なのです。

②面倒だから

入浴するためには入浴の準備をする、脱衣室へ移動する、服を脱ぐ、浴室へ入る、体を洗う、浴槽へ入る、浴槽から出る、服を着る、髪の毛を乾かす、部屋まで戻ると人によりますが、少なくとも10個ほどの段階があります。
大変面倒ですよね?それはある意味純粋な感情です。いくら不衛生といったところで、それは周りの意見であり、本人が面倒だと感じていることは事実であり、面倒なことが理由で入浴を拒否することも多々あります。

③入浴という認識ができないから

「お風呂に入る」という言葉の認識ができていないケースだと、何をされるのかわからないという不安があり、その結果拒否につながります。又、入浴というと言葉はわかっても「何をすることなのかを認識できていない」という理由が拒否の原因です

④入浴している場合ではないほど他のことで頭がいっぱいだから

「物を盗られた」「掃除をしないといけない」「家に帰らないといけない」「お金がない」という訴えをされる認知症の方は多いと思いますが、「被害妄想」「物忘れ」からくる不安から「入浴している場合ではないほど他のことで頭がいっぱい」という理由も入浴拒否につながる原因です。

⑤もともと入浴嫌いであるだから

すべての人が入浴好きだったり、入浴して気持ちよくなる、入浴することできれいな体でいたいという感覚を持っているわけではありません。
もともと入浴が嫌いという理由も拒否の原因です。

入浴拒否への5つの対応方法

①への対応方法

できる限り同棲介助にて対応することが望ましく、同棲の職員が入浴時のみ対応する、もしくは入浴日をずらすなどの柔軟な対応をするのが望ましいです。
異性でも、顔なじみの職員や本人が信頼している職員が対応することで入って頂けることもあります。

服を脱ぐことが恥ずかしいのであれば、カーテンやついたてを置くことで着替えが見えない環境を整え、できる限り安全な見守りのもと自分で服を脱いで頂き身体も自分で洗って頂くといった対応や、何気ない会話から浴室へ誘導する、別の職員が声をかけることで恥ずかしいという感情がまぎれるタイミングをみはからい入浴してもらうなどの対応が必要です。

羞恥心の場合は同棲介助、顔なじみの職員による対応、声かけのタイミング、周りの環境、一人の職員だけで対応しないなど、様々な柔軟な対応が必要になってきます。

②への対応方法

面倒なケースの場合、入浴ということをあえて伝えず、散歩にでも行きましょうと声をかけ浴室に誘導します。服もあらかじめ準備をしておき、「きがえだけでもしましょうよ」と言いながら服を脱いで頂く事ができれば、「ついでに入りましょう」といいう流れで入って頂けることがありますし、着替えが面倒なのであれば、必要に応じ介助を行うことで入って頂けます。

面倒だと感じるところはほとんどが浴室までの移動であるため、まずはどこに面倒臭さを感じているのかを把握することが大切であり、本人が面倒に感じていることを軽減する対応が必要になってきます。

③への対応方法

こちらも入浴という言葉を伝えず、浴室まで誘導するのは②と一緒ですが、浴室では職員が服を脱がさず、新しい服があることのみを伝え、服を脱いだ後は浴室に誘導し、可能であれば自分での洗身等を促すことで自然に入れます。

声かけはどの場面でも大切ではありますが、本人が認識できないことを伝え不安を与えてしまう状況なのであれば、不必要な声掛けは控えできることを自分で行って頂くという配慮が本人の不安を軽減する上で必要になってきます。

④への対応方法

こちらのケースの場合は、まずは職員の都合で誘導せず、本人の意思やペースを尊重し、時間を空けることが大切です。本人が不安に感じていたことを忘れてしまったタイミングで声をかけるのがスムーズに入浴して頂く上で大切になってきます。

又、「物を盗られた」「お金がない」といった訴えがあるのであれば、その訴えを傾聴し、必要に応じてなくなったものを探す演技をしたり、「家族に連絡して解決策を話し合います」「お金は必ず用意します」といった本人が納得のいく声をかけることが大切です。

話を傾聴し、本人の訴えようとしている思いを言葉に出して共感すると共に、不安を解決するための声かけや、「今は入りたくない」という本人の意思やペースを尊重した対応をすることがスムーズに入浴して頂ける方法です。

⑤への対応方法

これが一番難しく、状況によっては入浴回数が減ってしまうことがあります。本人が拒否された場合は、その場はいったん「わかりました」と伝え、それ以上声をかけないことが大切です。
時間をずらしたり、別の職員が対応しつつ、状況によっては家族に協力を仰ぎ、声をかけて頂くことが大切です。
又、タイミングが何よりも大事で、本人の機嫌が良い時に声をかけることが入浴をして頂く上では一番大切になってきます。

入浴拒否があった際にやってはいけないこと


本人の意思やペースを無視してこちらの都合の良い時間に誘導したり、無理やり誘導するということは絶対にやってはいけません。
急に手を引っ張って誘導したり、声掛けをせずに服を脱がしたりすることも絶対にやってはいけないことです。

やはり、誰しも意思やペースがあるわけですから「入りたくない」という意思はいったん受け入れ、不安を傾聴し、何に対して不安を感じているのかを感じ、本人が入浴を拒否する理由を把握しておくことが大切です。

まとめ

いかがでしたか?
入浴拒否の理由を5つほどあげました。
又、それぞれに対する対応方法は一つではないにせよ、必ずあるものです。

上記の対応方法はあくまでも一例にすぎず、すべての人あてはまるわけではありませんが、上記でも述べたように、すべての人には意思やペースがあり、基本それは他人に支配されたくありません。

不安もすべての人が感じる事であり、重要なのはそれを把握し、不安に応じた対応を心がけることが大切です。

又、入浴をしないことで体調を崩したり、不衛生になることも事実ですが、入浴を拒否するのには理由があること、対応方法はあくまで方法論であるため、一つのやり方に固執せず、理由に対する対応方法の事例をいくつも作っていくことが大切です。

「事例は作るものであり、答えが一つではないからこそ介護という仕事は可能性や魅力があるのです。」

介護職が適切な対応を行うことで認知症がある方達が不安を感じず快適に入浴できることを祈ってます。

それでは良い1日を!!!

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