ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどうですか?
ちなみに、カルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

施設で働いている方は、もちろんケアプランという名前を聞いたことがあると思いますが、
・何のことなのか?
・どうやって作るのか?
・何のためにあるのか?

というような疑問を抱いたことがある方達も多く見えると思います。
福祉施設のケアプランとは施設サービス計画書といい、それは各利用者の具体的な援助内容を文章にしたもののことをいいます。

今回は施設サービス計画書について、作成する方法を徹底解説したいと思います。

 

ケアプラン

まずケアプランを簡単に説明すると、具体的なケア(援助)の計画と援助の内容を文章にしたもの(文章化したもの)ということになります。

福祉施設では施設ケアマネージャーがケアプラン(正式名称は施設サービス計画書)を作成します。

特別養護老人ホームの施設ケアマネージャーの仕事内容を徹底解説!

ケアプランに書いてあること

まず施設のケアプランは第1表~第6表までがあります。

第1表 施設サービス計画書(1)

利用者本人、家族の要望や現在の利用者の全体像をみつめた上での総合的な援助の方針が書かれているものです。

第2表 施設サービス計画書(2)

利用者の生活全般の解決すべき課題、課題やニーズ(要望・願望)を達成するにあたっての長期的な目標とその期間、短期目標とその期間、具体的な援助内容(サービス内容)、担当する職員などが書かれています。


第3表 週間サービス計画表

入浴や行事、外出や定期の病院受診など、週単位のサービス計画が書かれています。

第4表 日課計画表

食事、排せつ、入浴、レクリエーションなどと言った日課についてのサービス計画が書かれています。

第5表 サービス担当者会議の要点

変化があった際や、3か月ごと、少なくとも6か月に1回はケアプランを見直す必要があり、プランを見直すにあたって各担当者(ケアマネージャーを中心とした他職種)が集まり、会議を行う(サービス担当者会議やケアカンファレンスと呼びます)
と共にそこで話し合われたことが書かれています。

第6表 施設介護支援経過

ケアプラン作成後、実際にケアを行っていく上で、一定の期間ごとに、気づいたことや利用者の訴えや変化などが書かれています。

上記第1表~第6表までのことをケアプランと言いますが、それぞれ施設のケアマネージャーが文章化します。実際のケアについては介護職の方が、そのケアプランに基づいて行います。

又、介護職が把握しておくべき、ケアプランは第1表、第2表、第3表であり、上記でも述べたように「どの職員でも同じケア方法で利用者の援助ができるよう」にするために把握すべきは第2表ということになります。

介護職が特に把握しておくべきケアプランの第2表について

生活全般の解決すべき課題
ケアプランを作成する前にはケアマネージャーがアセスメント(課題分析)といって、利用者の情報を収集し、その情報をもとに、その利用者が生活を送る上での支障や問題と感じていることを把握、分析し、その人がなりたいと思っているであろう姿を想像しながら課題を導き出します。
生活全般の解決すべき課題には、利用者の課題やニーズが書かれています。

長期目標
長期目標には、その利用者が最終的に達成できるもしくは、長期間継続し続けていける目標が書かれています。

短期目標
短期目標には、その利用者が短期間で確実に達成できるであろう、もしくはおおむね達成することができるであろう目標が書かれています。

サービス内容
サービス内容には、最初の具体的なケアの方法が書かれています。

ケアプランの作り方

ケアプランの作り方について、<例1>の食事について課題のある利用者の事例をもとに具体的に解説します。

<例1の概要及び課題>
脳梗塞が既往があり、左片麻痺の利用者、自分の歯があるため、咀嚼には問題はないものの、嚥下する時に普通の食事形態では食塊形成がうまくできないため、むせこまれることが多く誤嚥する恐れがある。本人は食事は自分で食べてこそおいしいものであると思っており、できる限り自分で食事を食べることで健康を維持したいと考えている。

この利用者の現在の能力の状況(課題)及び本人が望んでいることを生活全般の解決すべき課題に落とし込みます。又、長期目標、短期目標、サービス内容も課題にあわせ決定します。

<生活全般の解決すべき課題の具体的な設定方法>
飲み込みがうまくいかずむせこむことは多いが、できる限り自分でおいしく食事を食べることで健康を維持したい。

というように、嚥下面の課題をもりこみつつ自力摂取や健康に対する本人の要望をまとめます。

<長期目標の具体的な設定方法>
誤嚥することなく自力摂取を行い、食事量が安定することで健康を維持できる。

長期的な目標はおいしく食事を食べることでの健康維持であり、そのためには誤嚥をしないよう自力摂取することが長期目標としてまとめられます。

<短期目標の具体的な設定方法>
一口ずつ飲み込みを行うことで、むせることなく食べることができる。

短期目標を継続することでいつか長期目標を達成できる、もしくは長期目標に近づいていく、ということをイメージしながら目標としてまとめます。

<サービス内容の具体的な設定方法>
自分の歯があるため噛むことはできるが、脳梗塞の既往があることもあり、うまく飲み込むことができず誤嚥してしまう恐れがあることから、おかずの食事の形態は刻み食を用意すると共に食塊形成(口の中で砕かれた食物を唾液で絡め一つの塊にすること)をしやすいようあんかけをかけておく。主食も同様に食塊形成がしやすいよう全粥を提供する。又、一口ずつ飲み込んでいただくようこまめに声をかけることで、本人が1口ずつの飲み込みを習慣化できるよう援助する。

といったような、利用者自身の現在の能力や課題、将来起こるかもしれない事故に備えた食事形の提供や、1口ずつ飲み込むための習慣を援助するための声かけといった、具体的な援助内容をまとめます。

ケアプランは何のためにあるのか

ケアプランは利用者のためのものであり、その人を中心として、関係職種がチームとして共通認識(同じ認識)を持ち、統一した援助(同じ援助)を提供するためのものです。

共通認識=統一したケア
これを認識していないと確実に事故が起こります。

上記の例1に対し、一人の職員がその利用者の状況を把握しておらず、間違って普通の形態の食事を提供してしまい、誤嚥につながってしまったというケースはいくらでもあります。

利用者のための援助計画であり、職員が統一したケアを行うためのものがケアプランです。

 

まとめ

いかがでしたか?
繰り返しますが、皆が同じ方法で援助をしないことによって、利用者は戸惑ったり、思わぬ事故や、重大な事故につながってしまうことがあります。
職員が共通の認識を持ち、統一したケアを行うことが利用者の安心や安全、安楽や自立を支援する上で、最も大切な事ですし、そのためにケアプランがあるということです。又、あなたがケアをするにあたり、なぜその方法でケアを行っているのかという根拠を記録として証明するのもケアプランなのです。

自分の行っていることについて「なぜなのか?」を説明できないことは利用者家族から不信感を招く原因でもあります。

作成はケアマネージャーに任せるとしても、介護職としてケアプランがどういうものなのか、なぜあなたは利用者に対しこのケアを行っているのかをしっかり把握するためにも必ずケアプランには目を通し、把握することをお薦めします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

それでは良い1日を!!!

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