ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどうですか?
ちなみに、カルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

老人ホームは今では数えきれないほどあり、種類が多すぎてわかりづらいですが、従来型特養というのは特別養護老人ホームの1つの型の呼び方です。
私も新卒の介護職として8年ほど従来型特養で働きました。

本当に大変でしたが、今ではその時の経験が財産で、従来型特養で働くことをお薦めする4つの理由の結論は、「転職してからは自信をもって介護ができるようになった」ということです。

今回は私の経験をもとに、介護職として最初に働くなら従来型特養をお薦めする4つの理由を徹底的に解説したいと思います。

従来型の特養とは?

まず特別養護老人ホームには人数の多さと入所申込の要件よって名前が分かれます。

①広域型の特別養護老人ホーム(大規模特養とも言います)
人数が30人以上かつ入所申込要件は全国から申し込むことが可能。

②地域密着型の特別養護老人ホーム(小規模特養とも言います。)
人数が29人以下で入所申込要件はその方の住民票がある地域のみ。

※入所要件とは、どこからでも申し込みができるかできないかということです。
(例)A市に住んでいるAさん→全国のどこにある広域型特養及びA市の地域密着型特養に申し込みが可能であるが、B市やC市もしくは他県にある地域密着型特養に入所はできない。

その中でも広域型の特別養護老人ホームは「従来型」と「ユニット型」にわけられます。

少し話はそれましたが、現在も作られ続けている特別養護老人ホームは2001年から導入されたユニット型の特別養護老人ホーム(もしくは新型特養)といって、ユニットケアを行うために設計された完全個室の施設が多い中、それまでの特別養護老人ホームはすべて広域型の施設で個室ではなく多床室(4人部屋が基本、もしくは2人部屋、従来型の個室)でした。

2001年までに建てられた特別養護老人ホームのことを「いままでの型であった特養」という意味で「従来型特養」(もしくは旧型特養)と呼びます。

 

従来型特養の特徴は?

ユニット型の特別養護老人ホームではユニットケアを行うため、各階ごとに生活単位(生活する空間)がいくつかに分けられ、それぞれの階のそれぞれのユニットで少人数ごとに介護が行われることが大きな特徴であるのに対し、従来型の特別養護老人ホームは大人数の職員が大人数の利用者の介護をフロアーごとに行うというシステムが大きな特徴です。

従来型特養で働くことのメリット

①介護だけでなく医療の知識も身につく

余談ですが、介護保険改正により、特別養護老人ホームは平成27年4月1日より、要介護3以上の方でなければ入所できないという決まりができましたが、例外があって、平成27年4月1日以前にすでに入所していた要介護1もしくは2の利用者や、要介護3の利用者が元気になって要介護1になってしまった場合もそのまま継続して入所していられるという例外の措置があります。

つまり、従来型特養には要介護1~5の利用者が大人数いて、それぞれの利用者の状態にあった介護の知識を先輩職員から学ぶだけでなく、中には医療依存度が高い方(吸引が必要な方、バルーンカテーテルを留置している方、経管栄養もしくは胃瘻の方など)も多い中、大人数の医療専門職員(医師や歯科医師、看護師や理学療法士、鍼灸師などと言った様々な医療専門職)と関わることや学ぶ機会も多いため、介護だけでなく医療の知識が身につくことが大きな大きなメリットです。

②重度の方が多いため、介護技術が身につく。

要介護1~5までの方達がいるため、自立度の低い人から高い人までのそれぞれの介護の仕方という技術が身につくと共に、比率としては最も多い、要介護4~5と判定された、生活全般に常時介護が必要な方達の食事介助や排せつ介助、入浴介助といった3大介護だけでなく、移乗介助や移動介助、口腔ケア、更衣介助などの技術が身につきます。
こちらは後々転職した際に誰もが必ず実感します。

③他形態の施設と比べ好待遇である。

求人などで比較してもらえば一目瞭然ですが、大規模のユニット型特養、地域密着型の特養、有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、グループホームなどと比較してもその建物の構造上の面(ハード面)や大人数の利用者の介護をすることもあり、待遇は良い傾向にあります。

従来型特養で働くことのデメリット

①平均介護度も高いため、体力的につらい

上記のメリットで生活全般に常時介護が必要な方達が多いため3大介護以外にも様々な介護技術が身につくことをあげましたが、裏を返せば介護する機会が断然多い分は体力的につらいということです。
それだけではなく、やはり大人数が生活する階というのは面積広い分、移動するだけでも数秒はかかりますし、施設の構造(ハード面)にもよりますが、階の端から端まで歩くのにその都度時間がかかります。

介護する機会が多いだけでなく、歩くことも多いことは体力的に本当につらく感じます。

②仕事の量が多い

夜間帯を例として挙げますが、各階に職員は少なくとも1人(もしくは2人)は待機し、定期的に排せつ介助を行います。30人ほど排せつ介助が必要な方がいた場合、1人もしくは2人でその人数の排せつ介助を行うため、1回の排せつ介助が終わるまでに2時間かかったり、寝ている利用者ばかりではなく、起きてこられる人、徘徊される人、転倒のリスクがある人、おむつを外してしまいシーツや衣類を汚してしまう人、ナースコールを何回も押される人、大声を出される人などが多いため、排せつ介助の途中であっても、状況に合わせそれぞれの対応をする必要があるなど、仕事の量としては夜間だけでもかなり多いです。
仕事量はダントツに多いと思って下さい。

③派閥などの人間関係で苦労することがある。

様々な利用者もいれば様々な職員がいるのも当たり前です。特に古くからいる方はお局様と呼ばれ、権力を持っているかのような言動や振る舞いをする方も中にはいます。
派閥争いほどくだらないものはありませんが、無意識に派閥を作る理由としては、人間は価値観も違えば考え方も様々ですが、たいそうな言い分や思いを語る人であっても、仕事をする上では、基本的には誰でもできることなら楽をしたいというのがポイントでその結果派閥を作ってしまうのです。
「自分にとって都合の良い(使いやすい)人間をキープし、自分側につけることで自分が楽をするために主導権を握る。それがグループ化したものが派閥でありその頂点がお局様」と呼ばれる人だと私は考えます。

くだらないことではありますが、働きにくさは感じます。
私は属しませんでしたが、結果的に目をつけられた時期もありました。(笑)
ただ、働きにくさを感じるくらいであれば「派閥に属したふり(演技)」をすることを悪だとは思いませんし、派閥ができてしまうのも大人数であるがゆえの従来型の傾向であり、働く上でのデメリットです。

従来型特養で働くことをお薦めす4つの理由

①判断力が高くなる。

日勤帯でも欠勤が出た場合や、夜勤帯で各階ごとに1人で待機する場合など、一番困るのは判断基準です。もちろん他の階に職員はいますし、施設によっては看護師が夜勤をされる場合や、必ずベテラン職員が別の階にいるものですが、利用者が大人数であるがゆえに、状況によってはどうしてもヘルプを呼ぶことができず、突発的に自分で判断しなければならず不安を感じることも多々あります。解釈を変えれば小さなことでも突発的な判断をするという習慣を身につけるチャンスであり、それが働く上での覚悟につながると共に判断力を向上させます。



②精神的に強くなる

デメリットで上げたように、「体力的につらい、仕事の量が多い、派閥などの人間関係で苦労する」からこそ、それをある程度乗り越えられるのであれば必ず精神的に強くなれます。精神的に強くなれる機会なんです。

1年だけでも続けると精神力が鍛えられます。



③体力がつく

利用者の人数が多い分、仕事の量が多い分、歩く距離が長い分、体力を消耗することが多いです。ただ面白いのは習慣で、習慣にさえなってしまえば気づいたら体力がついていたということを実感します。こちらも別のサービス事業所や他の形態の施設に転職した際に大いに感じることだと思います。
確実に体力は日に日についていきます。

④ベテランや経験豊富な先輩の介助方法や経験に基づく理論を学べる。

施設にもよりますが、入ったばかりなのにろくに指導をしてもらえなかったと感じる新人介護職や、あまり経験のない先輩に教えてもらったため、自分の介助方法に不安があると感じる中堅の介護職も少なくありません。
従来型特養には、長く働いているベテラン職員や経験豊富な先輩がいて、数多くの利用者を介護してきた実績のある人たちの介助方法をまじかで見ることができることや経験に基づく理論を学ぶことは、自分が中堅やベテランになり、後輩を指導する立場になった際に大いに役立ちます。
今でも先輩には感謝していますし、貴重なスキルを取り入れる機会をもらうチャンスを与えられたことは最高の幸運でした。

結論

いかがでしたか?
「要するにしんどいんでしょ?」と感じた方もいるかとは思いますが、ぶっちゃけしんどいです。
それでもあえて言うのであれば、
「介護職として最初に働くなら従来型特養をお薦めする4つの理由」は

①判断力が高くなる。
②精神的に強くなる。
③体力がつく
④ベテランや経験豊富な先輩の介助方法や経験に基づく理論を学べる。
ということであり、その結果、介護職としての自信をつけることができるようになるということです。

つらい経験をしたからこそ、冒頭でも述べたように「転職してからは自信をもって介護ができるようになった」というように、次につなげるための大きな経験を積むことができるのが従来型特養なのです。
最初がベストだとは思いますが、最初ではなくても一度経験してみることをお薦めします。

それでは良い1日を!!!

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