ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどうですか?
ちなみにカルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

福祉施設の場合ですと、利用者自身が自力動作にて転倒などの事故を起こしたり、介助者が介助をする際に、誤って利用者に怪我をさせてしまうことがあります。
特に介助中の事故の多くの場合は不可抗力もあれば、介助者の確認不足、把握不足以外にも、介護者が介助にかける時間を短縮しようとして(介護の手間を省こうとして)起こってしまう事故も多々あります。
今回は介護職が手間を惜しまず介助をすることが究極のリスクマネジメントになる!について深堀りしていきます。

リスクマネジメントとは?

まず「リスクマネジメント」とは、直訳すると「リスク(危機・危険)をマネジメント(管理)」という意味で、「危機管理」もしくは「危険管理」という意味になります。

出典:ウィキペディア  リスクマネジメント

 

福祉施設でのリスクマネジメント(この記事では危険管理と呼びます。)は「起こってしまうであろう事故を予測すると共に、起ってしまった事故に対し、同じ事故が起こらないよう対策を立てること」と定義されます。

要は<危険予測(事故予防)>と<再発防止>を総称して「リスクマネジメント」と定義されるのです。

事故の種類

転倒

転落

皮膚剥離

誤嚥

誤薬

服薬忘れ

火傷

利用者トラブル

怪我の種別

内出血

擦り傷

切り傷

腫脹

骨折

 

手間を省こうとして起こってしまう多々ある4つ事例

①<食事の事例>

(事故の状況)
嚥下困難なため、ゼリー食を召し上がっている利用者の食事介助の際に、スプーンに多量の食事を乗せたうえに、利用者が口を開くからといって飲み込みを確認せず、職員のペースで次から次へと食事を口に運んだ結果、誤嚥してしまった。

(考察)
上記のように、嚥下困難という情報と次から次へと口を開くという特徴がありながらも、数多くの介助が必要な利用者いる中、職員は時間短縮という効率を優先した結果、一口ずつの飲み込み確認を行うという誤嚥予防を怠ってしまったケースです。

利用者によっては認知症などがあり、口の前にスプーンが運ばれてきたため、条件反射として口を開くという方が多いです。
食事介助の際は職員のペースではなく、利用者のペースで一口ずつの込々を確認して介助を行うことが誤嚥を予防するための予測であり対策です。
事故を防ぐうえでは、早く終わらせようとするのではなく、利用者のペースに合わせ一口ずつの飲み込みを確認することが大切です。

②<排せつの事例>

(事故の状況)
トイレ介助時に足に力が入りにくく、一定の間、立位保持ができない利用者について、一度にズボンとパンツを下ろし、便器に座らせようとしたところ、利用者の足の力が抜けてしまい、膝折れによる転倒をおこしてしまった。

(考察)
上記のように一定の間、立位保持ができないという情報がありながらも、一度にズボンとパンツを下ろそうとした結果転倒につながってしまうケースです。
利用者が一度立ち上がった際にズボンとパンツを下ろしたほうが効率は良いかもしれませんが、あえて立位保持ができないことがわかっているのであれば、一度立ち上がって頂いた際にズボンを下ろし、一旦便器に座って頂き、再度立ち上がって頂き、パンツを下ろすという、2回の動作に分けることにより、立位保持の時間を短くし、膝折を予防するための予測であり対策です。
事故を防ぐうえでは、1手間でやろうとする意識ではなく、2手間かけるという意識が大切です。

③<入浴の事例>

(事故の状況)
機械浴の利用者が浴槽に使っている際にその利用者から目を離し、別の利用者を介助をした際に、機械浴で湯船につかっている利用者が溺れて(溺れかけた)しまった。

(考察)
上記のように、湯船につかっている利用者から目を離し、別の利用者の洗身介助や着脱介助を行っっている間、湯船につかっている利用者が溺れる(溺れかけてしまう)ケースです。
入浴人数が多い中、時間に追われるのも理解できますが、入浴介助の基本として、湯船につかっている利用者から目を離さないことは基本中の基本ですし、何よりも優先されるべきことであり、何よりも溺れることを防ぐうえでの予防であり対策です。
事故を防ぐうえでは、湯船につかっている間は絶対に目を離さず、介助は確実に1人ずつ行なうという意識が大切です。

 

④<移動の事例>

(事故の状況)
車いすで移動を行っている利用者に対し、一人ずつではなく、2人いっぺんに一人の職員が移動介助を行い(いわゆる車いすの2重押し)利用者の足を壁に打撲させてしまい、内出血や皮膚剥離につながってしまった。

(考察)
上記のように、1人の職員が1人ではなく2人の車いすを同時に行い、移動にかける時間を短縮しようとした結果、利用者の足を壁に打撲させてしまったというケースです。
もちろん基本中の基本として、車いすの利用者の移動介助は1人ずつ行うのが基本ですし、打撲を予防するための予測であり対策です。
事故を防ぐうえでは、2人いっぺんに介助するという意識ではなく、1人ずつ介助するという意識が大切です。

上記事例に共通していること

上記のような事例はどこの施設でも本当に多々ある事例です。

言わずともわかって頂けると思いますが、1度に効率よく介助をしようとする意識が上記の事故を招いた原因です。

すべての事故は手間を惜しまずに行うことで、予防できると共に再発を防止できるという意識を持つことが大切です。

虐待も一緒で、手間を惜しむ気持ちが強いとネグレクトという虐待につながってしまいます。

福祉施設で介護職がネグレクトをしてしまう3つのケースについて解説します。


結論

いかがでしたか?
もちろんわかっているとは思いますし、大人数の介助を行う中、効率を優先することで利用者の利益になることも多々あることは事実ですし、状況によっては必要であり、それが事故を予防できるというケースもあります。

ただ基本的な考え方としては、「手間を惜しまないことが一番のリスクマネジメント」につながるということは事実です。

事故が起こってしまった場合、「苦しい思いや痛い思いをするのは私たちではなく利用者です。」

それを忘れないこと、常に意識することは介護職の義務であり、大変重要な仕事です。

今後も事故が起こらないことを祈ってます。

それでは良い1日を!!!

 

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