ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどうですか?
ちなみに、カルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

福祉施設で働いている方は防災訓練を行っているものと思われますが、火事などは頻繁に起きることでもないため、防災訓練を全く行っていない施設があったり、長年勤めている職員が火災発生時に何をしていいのかわからず、消火器が置いてある場所さえも把握していないなど火事に対し危機感を感じていない方もみえます。

私も火災発生の経験はありませんが、火災発生の不安は常にあり、自主的に研修に行ったり、他施設の情報を聞きながら火災発生時のシュミレーションをする習慣をつけています。

今回は、福祉施設で働く介護職の方へ、防火管理の研修や消防隊から頂いたアドバイスをもとに火災発生時の役割や、日ごろから意識しておくこと、防災訓練の頻度についてまとめて解説したいと思います。

 役割(班体制)

火災発生時の役割としては下記の4つにわけられます。

〇情報伝達班

まず各施設には(大体1階)事務所に自動火災報知設備(いわゆる防災盤と言われるもの)という施設内の防災システム(煙探知機、火災報知器、スプリンクラーが定期的な感覚で天井に設置されている。)が「火災信号を受けた場合」や「故障や誤作動などの異常などが発生した場合」に異常があることを知らせるために自動音を鳴らします。

その際、防災版の近くにいる職員は、防災版に表示されている区画(異常が発生した階層や異常が発生した特定の場所)にランプがつくため、〇〇階の〇〇の場所で何かしらの異常が発生していることに気づきます。

防災版の自動音が鳴ったからと言って火災が発生したわけではなく、防災システムの誤作動や故障のケースもありますが、必ず防災版の自動音が鳴った階の職員に連絡を取り、実際の現場を見に行って頂かなくてはなりません。
何かしらの異常が発生したことに気づき、事実確認(現場確認)をお願いすることが情報伝達の一つの役割です。

又、実際に火災が発生した際はおそらく同事務所内にある火災通報装置(赤色の電話とその下についているボタン)を押すことで火災が発生したことを消防署にしらせる必要があります。(火災通報装置が自施設の住所と火災が発生したことを自動音声にて消防署に知らせるため、119番に電話する必要がありません。)
その後、施設の防火管理者に連絡をし、応援を頼む必要があります。
すぐに折り返しの電話が消防隊からかかってくるため、「火災が発生した」のか「間違ってボタンを押してしまったのか」など、消防隊の質問に答える必要があります。
消防隊が到着した際に状況説明(利用者と職員の人数、館内の説明、避難誘導場所等)を行うことも大切な役割です。

※職員や消防隊に連絡・通報・報告などの情報提供することが情報伝達の役割です。

〇初期消火班

初期消火とは、出火の初期の段階で、現場にかけつけた職員が消火器にて応急的に消火作業を行うことを言います。 火災は通常、小さな火種から、徐々に大きな火災へと時間的経過をたどって拡大していきます。初期消火を行わないことで、小さな火災が大きな火災になってしまうことがあります。
「どうせ消えないだろう」という判断はせず、少なくとも10~15秒は消火器での初期消火に努める必要があります。

※出火の際に応急的に消火作業を行うことが初期消火の役割です。

〇避難誘導班

情報伝達、初期消火と分担して、それ以外の職員は一刻も早く利用者を外に出す必要があります。あらかじめ決められている避難誘導場所(消防隊が利用者を救出する場所)に利用者を誘導することが役割です。

木造の施設だと全焼する恐れが高く、コンクリートの施設だとスプリンクラーにより火を消し止めることはできても、煙による一酸化中毒になってしまうため、1秒でも早く利用者を迅速に外に出すことが利用者の命を守るうえで何よりも大切です。

※出火の際に適切な場所へ迅速に利用者を誘導することが避難誘導の役割です。

〇搬出救護班

火災の場合はいかに迅速に利用者を誘導することが大切になってくるため、避難場所に誘導した際にけがをしている方も多く見えることが考えられます。そのような方達の救護を担当するのが搬出救護班の役割です。避難誘導と並行して行われます。

(まとめ)
上記4つの役割を日ごろから確率し、それぞれのメンバーを決めておくことが大切です。

意識すべきことや習慣化すること

・危機感を持ち役割の把握する。
班体制については上記の通り4つありますが、基本的に全職員がすべての役割について理解し、状況に応じどの役割でもこなすことができるための訓練を行う必要があります。又、ミーティングなどでシュミレーションを行い、どのように動くべきかということを職員間で話し合う習慣をつけることが大切です。

・物品等の場所を把握する。
冒頭でも述べましたが、長年勤めている職員が消火器の場所を把握していないことが多々あります。しかも自分が働いているスペースに消火器が置いてあるのに答えられないのです。
普段から使用するものではないため、意識できないとは思いますが、自分が初期消火を行わなければいけない状況になった時に、消火器がどこにあるのかわからず、パニックになってしまうことが想像できます。
普段から消火器に関わらず、バケツや懐中電灯の場所を覚えておきましょう。

・連絡体制を確立する。
火災発生時に情報伝達する人が防管理者に連絡した際、防火管理者は休日の職員にも応援を要請する必要があるため、どのように全職員に連絡を行い、応援要請をするのかを確立しておく必要があります。

・避難経路と避難場所の周知をする。
火災の発生場所によっては、避難経路(避難誘導を行うための経路)や避難場所も状況によっては変えなければいけませんが、施設内ではある程度は火器類を使用する場所は決まっているため、基本的に避難経路と避難場所についても、こまめにミーティングなどで、周知すると共に、各居室や各職員室に「避難経路図」を貼っておき、利用者及び家族、面会者、全職員が周知できる環境を作る必要があります。

・定期的に訓練を行う。
当たり前のことですが、シュミレーションには限界があるため、実際に役割分担したうえで、定期的に避難誘導訓練、初期消火訓練訓練を行う必要があります。
年度中に最低2回は訓練を行うことが義務付けられています。

 訓練の方法、頻度

1か月に1回は少なくとも行なうべきで、月があいてしまうと職員が危機感を持つことがなかなかはできなくなってきます。

基本的な訓練内容は毎回同じで良いので
①防災版の確認
②情報伝達
③初期消火
④避難経路からの避難場所への誘導
⑤人員確認
上記の①~⑤までをいかに迅速に行えるかということにこだわった訓練を習慣化することが大切です。

できる限り利用者にも参加して頂くことが望ましいですが、けがをしてしまう恐れがあることから、車いすやダミー人形、職員を利用者と見立てて行う施設が多いようです。

 まとめ

いかがでしたか?
なかなか起ることがないからこそ意識しにくいので火災発生時の対応です。
ただいざ起ってしまった場合は、介護職が利用者を誘導しなければ、それは「利用者が死んでしまう」ことになります。

火災発生時には、誘導時に利用者が転倒してたとしても、結果的に引きずってしまっても、誘導する手は止めず、安全な場所に誘導する必要があります。
一番優先すべきことは「命」であるという意識を常に持つ必要がありますが、それは職員も含めてのことです。利用者を救うためといって職員が無茶をして危ない目にあうことも決してあってはならないです。」

だからこそ日ごろから危機感や役割意識を持ち、訓練を習慣化することで迅速に判断ができるよう準備しておく必要があります。
もちろん実際の火事の現場では訓練通りには動けないでしょうが、何もやらずに後悔ってのは最悪ですし、できることをやらなかったという意味で家族からパッシングを受けてしまうのは施設であり、介護職です。
自分の命を守るという意味でも訓練を習慣化することをお勧めします。

それでは良い1日を!!!

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