ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどですか?
ちなみに、カルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

福祉業界は介護保険制度が開始されてから常時人手不足な状況にあり、現在も特に施設系の事業所(特養、グループホーム、有料老人ホームなど)では深刻な人材不足に悩まされている状況です。
そんな中、うちの施設では5年ほど前から多くの外国人介護職を雇用しており、現在では60%の介護職が外国人です。

まだまだ全国的に見てもここまで外国人介護職を雇用している施設もそれほど多くないため、今回は外国人介護職と一緒に働くにあたってのメリット・デメリットを中心に外国人雇用についての解説をしたいと思います。

皆さんご存じのように、あらゆる事柄にはメリットとデメリットが存在します。例えば、私が働いている施設は床が絨毯なのですが、メリットとしては華やかであったり、柔らかいといった反面、デメリットとしてはスリッパなどでは躓きやすい、ごみが落ちていても発見しづらいため、よく見てみると絨毯が汚れているということが挙げられます。
外国人介護職を雇うことも同じでもちろんメリットもデメリットも存在します。

ただ、確実に言えることは、彼らを雇うことで人手不足が大幅に解消できたという事実があることです。

彼らと働いたことがない方たちや雇用したことがない施設では外国人を雇うことに対し躊躇していることや、予測ができる様々なリスクに対し不安を感じているため、外国人の雇用に踏み切れない施設も多々あるかと思います。

・外国人介護職を雇うメリットはあるのか?
・介護の人材不足は深刻なのは身に染みてわかってはいるが、文
化も言語も違う彼らとうまくやっていけるのか?

・ぶっちゃけ、外国人はまじめに働けるのか?
上記のようなことについて解説していきたいと思います。

 

外国人介護職を雇用する事のメリットとは?

メリット1:人材不足を解消し、職員の負担を軽減できる。

もちろん彼らを雇う一番の理由は人材不足の解消です。人がいるのといないのとでは介護職の精神的、肉体的な負担も全く違います。

介護職として働き続ける日本人が飽和状態で、求人を出して日本人介護職がとめどなく入職してくるのであれば外国人介護職を雇う必要もないかもしれません。

しかし時代が変わっても、人材不足は解消されない中、もはや外国人だから日本人の利用者の介護はさせられない、言葉もままならないのに雇うなんてありえない、文化が違う人種に介護の仕事を任せることができない、といったクラシカルな認識では現場も経営も成り立たないということです。

メリット2:将来的な人材不足の不安を解消できる。

2008年に受け入れを始めたEPA(経済連結協定)も実質うまくいかず、2017年からはTITP(外国人技能自習制度)の要件が緩和されることで外国人が介護分野で長期のビザを獲得できる制度ができました。

要は国が一定の条件で規制緩和し、外国人を雇わないと、将来的に介護をする人材が絶対的に足りないため、外国人であろうが介護する人材を確保する必要があるということを法的に認めたということです。

メリット3:人件費を削減できるから

人件費の削減とは言い方によっては語弊が生まれるかもしれませんが、日本人に比べて日本語力も筆記力も資格もない外国人を日本人と最初からおなじ待遇にすると、日本人との信頼関係に影響します。

給与面は会社の給与規定や経営者の匙加減的なところもあるため、一概には言えませんが、日本人の正社員と比較して人件費は下がります。

特に外国人の中でもフィリピン人介護職の中には社会保険に加入したがらない人もみえ、あえてパートタイマーとしての雇用を希望する人も見えます。その代わりといっては何ですが、固定勤務や固定休、年1回に国に帰省するための長期休暇を希望します。

経営側としては、無理難題でなければその希望をかなえることによって雇用形態(正社員かパートタイマーか)の決定や社会保険の未加入を判断できるなど、大いに人件費の削減につながります。

メリット4:日本人に比べ、コミュニケーションに苦手意識を持っている人が少ないから

日本人といえばいい意味では謙虚で悪い意味では消極的です。
コミュニケーションにもその特徴が当てはまることが多く、利用者と何を話してよいかわからず、悩みに悩んだ挙句、離職してしまう介護職も少なくないです。

外国人人の場合、基本的に自分から積極的に話しかけたり、基本的す。言葉は完璧に理解できなくても、表情や声のトーンなどで、利用者の訴えに笑顔で明るいため、利用者とのコミュニケーションで悩むことはほぼないでようとしていることを理解しようと努めます。

僕も海外に住んでいたからわかりますが、言語が通じないということが問題ではなく、あくまでコミュニケーション=キャッチボールであるため、ボールをとろうとする姿勢、投げようとする姿勢が大切なんだと思います。

ボールを投げられてもグローブを構えてくれなかったり、ボールを投げようともしてくれなかったらキャッチボール(コミュニケーション)は成立しません。うまい下手ではなく、捕ろうとするか、投げようとするかといったTRY(やろうとする、挑戦する)する心が大切です。ある意味でTRYとは誠意を示すということなんです。

最初は利用者から「色の黒い人に話しかけられた」「あの外人顔が怖い」などと言った差別的なセリフをぶつけられるフィリピン人も少なくありません。
しかし彼らのtryする心は利用者の心を動かすこともあります。

利用者から「あの人(外国人介護職)にまたお風呂に入れてもらいたい」「あの人(外国人介護職)今日はいないの?さみしいわ」「あの人(外国人介護職)が一生懸命に私の部屋を掃除してくれたのよ。うれしかったわ」といった言葉を利用者から頂けるなど、すべてこのような好評を頂けるわけではありませが、彼らのコミュニケーションは伝えよう、感じようとする誠意が目に見えてわかる分、利用者の心を劇的に動かせることもあるのです。

外国人介護職を雇用する事のデメリットとは?

デメリット1:日本語で完璧な会話をすることが困難

もちろん一番のデメリットは完璧な会話ができないことです。利用者によっては一番望んでいる返答や回答が得られなかったり、細かい要望が外国人介護職に伝わらずイライラされたり、細かいニュアンスが通じず、結果的に約束を守れなかったりと、利用者との信頼関係の構築に支障をきたした事例がいくつも発生したことがあるのも事実です。

デメリット2:文化が違う 

文化ももちろん違います。キリスト教徒がほとんどで、神様が1番、家族が2番(実質1番)という絶対的な優先順位があります。

例えば、面接時には日曜出勤できますと言いながら、いざ日曜日になると「教会に行く必要があるの今日いけません。神様が1番なので」と平気で悪気もなく言い切るところがあります。
この事例は超敬虔なクリスチャンの事例(全員が日曜日に教会に行くわけではありません。協会は日曜日以外にもやっています。)ですが、この言い分を理解できるかできない(相手が一番何を大切にしているのかを理解する)かで外国人との関係性が決まります。

家族も同じで、子供はもちろん、親や兄弟、親戚が病気に(重篤ではない)なったら普通に休むこともあります。そういう文化なんだと認識するまでかなりの時間を要するもしくは我慢できなくなる経営者や従業員(日本人介護職)もいます。

デメリット3: 陽気な性格ではあるが時間にルーズ

大変陽気でニコニコしてはいますが、時間にルーズ(もちろん人によりますがかなりの頻度)で遅刻は日常茶飯事です。
特に副業でスナックやパブで働いている人に多い傾向です。
又、性格上なのか悪びれる様子もないため謝罪も軽く感じ、ふてぶてしくさえ見えてしまうため、イラついたり受け入れられない日本人も多いです。

デメリット4:最低限のひらがなを書けない人も多い。

人によってはひらがなはもちろん、カタカナ、レアなケースでは漢字まで書ける外国人もいますが、ほぼほぼひらがなを書けない人たちが多くいます。

結果的に記録の面で日本人が苦労することになります。日本人の負担が目に見えてわかるため、記録は英語表記やマニュアルで英語バージョンを作るのがベストですが、難しいのであれば記録を書くではなく、基本的には〇をつける方法に統一するなど工夫が必要です。

外国人介護職とうまく働く(離職率を防ぐ) うえで留意すること

①彼らの文化を受け入れる努力すること。

ここは日本であるということ、つまり日本には日本のルール、この施設にはこの施設のルールがあるといことを入職時に説明すると共に、ここだけは守ってほしいということを彼らに理解してもらうことです。

例えば、「土曜日か日曜日は必ず出勤してほしい、休む際は必ずSNSではなく当日に施設に電話をしてほしい」、
「緊急時に家族と連絡するのは構わないが命を預かる仕事であるため直接介護をしているときは絶対に携帯に触らないでほしい。それが無理なのであれば家族からの連絡は会社にしてほしい。」などです。

ここでの注意点は、80%の日本語を理解できる外国人を1人は必ず雇っておき通訳を担っていただきながらそのルールを説明することです。

その上で彼らのここだけは守ってほしいというお願いを聴きます。
例えば、「日曜日は必ず休ませてほしい。」「家族に対する不安があるから携帯電話は肌身離さず常に持っていたい。」「早番のみの勤務形態で雇ってほしい。」「1年に1回は長期間(3週間以内)の休暇を取って帰省したい。」などがあります。

もちろん雇うのは会社側であるため彼らの主張を100%受け入れる必要はないです。受け入れることができない条件は会社側が決めつつも、先ほどの【雇うメリット】理由4で述べたようキャッチボールをやろうとする心で心地よいボールを投げ返す姿勢を見せることが彼らと働いていく上では重要です。

②パート契約を締結する代わりに一定の期間を決めて国に帰る休暇を与えること。

何度か述べたように彼らの国は飛行機で何時間もかかる異国です。1年に1度は帰省したいという思いをくみ、長期の休暇を与えることが彼らの離職を防ぐことに大いに役立ちます。
日本人と待遇面で差別化する上でも、そのような休暇を与える代わりにパート労働者として契約をすることが双方のメリットになるのではないかと思います。

③彼らはプライドが高いということを認識し、必要なことを伝える際に語義に配慮すること。

陽気でルーズであるため、ふてぶてしくも見える彼らに対しイラつく職員も中には必ずいます。ただ彼らとしては、、自分たちで選んだ「家族と離れ異国で働く」ということに対して彼らなりの覚悟とプライドを持って日本に来ています。彼らの大切なものの中にはもちろん彼らのプライドも含まれます。

言語の面では絶対に勝てないとわかっていても、日本人に負けたくないというよりは、人として見下されたくないという思いで頑張っています。ですので、感情的になって注意することは全く効果がありません。最悪なケースだと注意したら帰ってしまったという事例もあります。もちろんあり得ないことですが、結果的に困るのは利用者であり、残された職員です。

感情的に叱ったほうがすっきりはするかもしれませんが、あくまでそれは自分本位であり、相手に響かなければ意味がありません。
そこでポイントなのが、注意する際は

・絶対に怒鳴らない。
・上司から伝えてもらう。
・自分で言いたいのであれば80%日本語ができる外国人介護職に通訳をお願いし、細かいニュアンスまでできる限り伝えてもらう。

④彼らの大好きなSNSを活用する。

プライベートで無理にかかわる必要はないですが、彼らの大好きなSNSは活用できます。遅刻や欠勤の連絡はSNSでしないことを重々伝えるべきですが、普段はLINEのグループチャットを作成しこまめに連絡を取ることで、彼らが常に気にかけられていることを実感できるよう配慮することでお互いを理解したり、コミュニケーションをとる習慣が生まれます。彼らは仕事以外ほぼほぼ携帯を見ています。多分携帯電話は彼らのベストフレンドです。そのベストフレンドをうまく活用しましょう。

まずは苦手意識や偏見を持たず雇ってみる。

猫の手も借りたいぐらいとはうまい表現ですが、それほどに人材不足なのは事実です。変わりようがない事実なのです。人が入らないと嘆くよりは、一歩踏み出して彼らを雇ってみたらどうでしょうか。

基本的に受け入れられないことは受け入れられないというスタンスで大丈夫ですが、外国人だからという偏見で雇わない=人材不足が解消されないままでは利用者にとっても現場の介護職にとっても先が見えないつらさがあります。

何かを初めて行うときは戸惑うものです。事例がないのであれば不安でしかないです。ただ事例は作っていくものであるため、決定的(命にかかわること、重大な責任問題)な失敗事例以外はどんどん作っていくべきです。

ですので、まずは1人雇ってみることをお勧めします。

どのようにして介護職を希望する人材(外国人介護職)を探すのか?

一番おおすすめは外国人のパブ(特にフィリピンパブ)やスナックに人材発掘に行くことです。これは不純な動機ではなく、一番効率的で結果お金がかからない方法です。

求人誌に求人を打つと大体3週間の広告で安くて17万も求人費がかかります。一人も求人が来なかったらお金を捨てることと同じです。例えばフィリピンパブの1セットの相場は日本のキャバクラやホステスクラブと比べてもかなり安く1セット1時間3千円とかでいけますので、時間を有効に使って人材をスカウトできます。

実際タレント(ホステス)として日本のフィリピンパブで働く子達も、自国では看護師の免許を持っていたり、親の介護経験があったり、何よりファミリーファーストの精神があるため、介護の仕事に苦手意識は少なく、むしろ可能であれば介護職として働きたい(ビザの更新もしやすいためでもある)と思っている子達が想像の3倍以上はいます。

もちろんシングルマザーや子供がいて労働時間の制約がある人も多いですが…。

それでも雇用側と労働側の意見が一致して、結果的に求人広告をうつよりも効率的に人材を見つけることが可能な場所がフィリピンパブです。

こちらも一度お試しすることをお勧めします。

この記事のまとめ

あうあわない、メリット・デメリットはあるにせよ、超人材不足の事実は変わらないため、外国人だからという偏見は捨て、外国人の手を借りることで人材不足を解消することが一番の優先順位です。

介護の質や生活の質を向上するためには意識ありきと言いますが、背に腹は代えられないという言葉があるように、人が充実しなければ余裕が生まれません。余裕が生まれなければ意識も向上しない。結果的に介護の質も利用者の生活の質も上げられない。それが今までにすべての介護従事者が出してきた答えであると私は考えます。

外国人介護職… かなりいいと思いますよ!!!

それではよい一日を!!!

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