ハーイ!!!キャプテンカルボです。
調子はどうですか?
ちなみにカルボとはタガログ語で「ハゲ」という意味です。

福祉施設で生活する利用者の中には、認知症で「帰宅願望」のある方が自発的に施設から外に出て行ってしまったり、常に徘徊している方が結果的に外に出てしまうということがあります。それを「エスケープ」と呼びます。

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季節によっては脱水や熱中症、凍死するリスクや周りの環境によっては事故にあったり、川でおぼれたりと利用者にとっては「命に危険が伴い」、管理責任のある施設は責任を問われることになります。

今回はエスケープ対策に施錠は必須であり最低限のリスクマネジメントであることについて解説していきます。

エスケープとは?

エスケープとは福祉施設に入所及び滞在している利用者が自分の意思で施設を抜け出し外に出てしまうこと。
もしくは認知症があるために場所の認識ができず開いている扉から施設の外に出て行ってしまうを言います。

無届外出や脱走とも呼ばれますが、要は施設の職員の目が行き届かないうちに利用者が外に出てしまうことです。

季節や施設の周りの環境によっては踏切や車が良く通る大きな道路、川や水路などがあり、利用者のADLの状況や認知症の程度によっては大きな事故につながってしまったり、最悪の場合は死亡事故につながってしまうことがあります。

エスケープをしてしまう理由

認知症があるかないかにもよりますが、エスケープをしてしまう理由には下記のような様々な理由があります。

・認知症があり単純に家に帰りたいという「帰宅願望」がある
・施設の環境になじめないから家に帰りたい
・嫌いな人がいるから出ていきたい
・とりあえず外に出たい
・認知症があり、何かを探しひらすら歩き回っていた結果外の出てしまう
・認知症があり常時徘徊している方が結果的に外に出てしまう

ポイントは利用者には時に悪気はなくほとんどが純粋な感情という事です。

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エスケープにつながってしまう原因

エスケープにつながってしまう理由は職員の目が行き届かないことです。

施設の職員としては、エスケープの危険がある利用者を把握していますし、常に職員同士でその利用者の行動などについての情報交換をしつつ見守ってはいるものの、職員数より多い利用者の介護をする中、1対1でずっと1人の利用者の行動を観察することができない中、場合によっては目が行き届かずエスケープにつながってしまいます。

知らない人からしたら「ちゃんと見ていない職員が悪い」という意見になりますが、そんな簡単な話ではなく、見守りを徹底していたも、職員数より利用者数が多い以上は物理的にどうしてもエスケープの危険がある利用者から目が離れてしまうことは確実にあります。

「見守りとは24時間体制で一人一人を監視する」という事とは違うことだからです。

ただ見守ることができなかった結果がエスケープでもあるため、施設としては責任を問われるのは当然です。

エスケープ対策として施錠をすることは最低限のリスクマネジメント

エスケープの予防としては人員確保、見守りの徹底、施錠が挙げられますが人員確保にしろ、見守りにしろ、最終的には職員数と利用者数が1対1にならないのであれば、確実に目が行き届かない瞬間や時間帯は発生してしまうため、現実的なリスクマネジメントは施錠という事になります。

上述したようにエスケープの理由は様々ですが、理想としては常に利用者が安心できるような環境や周りとの関わりを構築できるよううまく職員が間に入ったり、役割などを提供することで本人が環境になじんだり生きがいを持てることで施設での生活が心地よいから家に帰らなくても良いと思って頂けるように援助していくことが専門性ではありますが、目が行き届かない瞬間や時間帯が確実にあることがわかっているのであれば施錠をしないことはあり得ません。

物理的要因は専門性では賄えないというのが結論になりますが、専門性を発揮しつつ結果を出せるようチャレンジし続けることは大事ですと前置きさせて頂きます。

プロとして専門性を発揮して結果を出すことは大事ですが、「できないことをできると言い切ることもプロとしてあってはならないこと」です。

いくら施設の方針として利用者が自由や利用者の幸福論を語ったところで、いざエスケープが起きてしまい、最悪のケースに至ってしまった場合にそのような施設側目線の言葉は絶対に通用しません。

最初の説明の時に施設の方針に家族が共感している様子が見られたとしても、いざと言う時には家族の感情は変わります。

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理想はあるとは思いますし、語るのは自由ですが、最終的には結果を求められるのが施設側である以上は最低限行うべきリスクマネジメントは施錠するという事になります。

すべてに施錠するというのは行き過ぎた考えであり、場合によっては身体拘束や虐待にもつながりますので、施設単位であれ、フロアー単位であれ、「どの場所をどのような理由で施錠する」のかという事を契約前に家族に説明し理解を得ておく必要があります。

今までに入所の事前面接や契約時に施設の方針としてフロアー単位で施錠を行っていることについて「それはおかしい」といった家族は一人もおらず「そのほうが安心」といわれた方達がほぼ全員でした。
家族としても施錠をしていることは安心であるという事です。

 

まとめ

いかがでしたか?

エスケープの危険がある利用者がいて施錠をしていない施設もあるかとは思いますが、そこで働く職員は利用者がエスケープしてしまうのではないかと常に不安を持っているのではないでしょうか?

施設の方針はそれぞれですし、すべての人が自由に外や中に出入りできる環境があったり、施設での生活が心地よいから家に帰らなくても良いと思って頂けるような対応をすることが専門性であり理想かもしれませんが、家族からお願いされて利用者の命を預かっている以上は必要な部分には施錠をするという事が施設としての最低限のリスクマネジメント及び責任であり、それが利用者の命を守ることにつながると共に利用者を預けた家族への安心にもつながるという解説でした。

最期まで読んで頂きありがとうございました。

それでは良い1日を!!!

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